犬は成長する
パピートレーニングでお伺いすると、まず初めにやることは名前の刷り込みや、トイレやハウスのトレーニングなど、その時期にやらないとあとあと困ることを最優先で教えて行きます。
一度覚えたトイレやハウスなどは、毎日自然と繰り返されることだったりするので、忘れてしまうことはあまりありませんが、外でのトレーニングに関しては、日々外的刺激が変化する上に、犬もその後思春期を迎えたりしながら成長していくので、繰り返し練習していなければ、自然と行動は消えてしまう場合があります。
例えば人と挨拶をする場合、大型犬でなくても出来れば跳びつきはやめさせたいと思い、パピーの頃から座ることを強化してきたとしても、その後外で人と挨拶をする時に、「オスワリしてからね。」などの言葉をかけずに放っておけば、相手の反応や、犬自身の興奮に任せて座ることをしなくなってしまうようになります。
我が家の犬たち、玄関など出入り口では、自動ドアであってもその都度「待ってネ。」と声をかけています。
小さい頃散々声掛けしたので、覚えた当初はドアが開いても飛び出すことなく、「いいわよ。」の声を待っていたのですが、その後声掛けしない日が続くと、飛び出さないまでも、私のOKを待たずに出ようとすることがありました。
せっかく身についたいい習慣が薄れてしまったということです。もったいないですよね。
そこで、再び「待ってネ」と言うことで、「あぁ、そうだった。」と犬たちはまた私より先には出ないように注意してくれるようになりました。
ドッグダンスでは様々なキュー(言葉の合図)があり、レベルがあがればどんどんその数も増えていきます。
やっと覚えた動きでも、その後ず~っと練習していなければ、突然言われてさっとやってくれるとは限りません。
習慣になるまで練習は続けていかなければならないというわけです。
「今日は急いでいるから適当で。」ということが続いてしまうと、犬たちも「適当」に対応してきますので、ちゃんとやって欲しいことは、きちんと続けてあげましょう。
「急に言われたって出来ないよ!」と言われて、「ずっと前に教えたでしょ!」と喧嘩腰にならずに済むように。
最近、「フセ」「マテ」をさせてしばらくすると勝手に動き始めるようになった見習い。
こちらが気を抜いていると、ちゃぁんと見透かしているようです。
日々のトレーニングはとても大事ですね。
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