教えなくても出来る子
ウチの子(犬)話をしていると、よその子が同じように悪戯をしていることもあれば、全く手がかからない子だったり、あるいは、信じられないようなことをしてしまう子だったりと、当然のことながら個体差があってよく比較したりします。
同様に、物覚えが良かったり悪かったりという違いもありますが、教えていないのに勝手にやってしまう子もいます。
それは、何も不思議なことではありません。
教えていないのにゴミ箱をあさったり、教えていないのに壁紙をはがしたり。
こんな悪戯ばかりでなく、身体の動かしかたなども、勝手にやることがあります。
もちろん、その動きは犬たちが勝手にやることなので、犬たちにはそれなりの理由があることなのですが、人間はそれを見てびっくりすることもしばしば。
例えば「チン」。
我が家のアシスタントは何年も頑張ってようやく数秒維持できるように。
しかし先住のクリスの娘ニキーは何も言わないのにスッとやってくれました。
同じボーダーコリーなのに。
今日初めてドッグダンスの練習会に参加してくれた8か月のボーダー君、ママと歩く様子を見ていたら、とてもきれいに前足が伸びていて、美しいトロットを見せてくれました。

このトロット、やらせようとして教えるのはそんなに簡単ではありません。
一瞬そういう形を見せても、その動きを強化しなければ頻繁には出現しません。
教えなくても出来る子は確かに楽ですが、その動きを引き出せるかどうかは、その動きと動きを意味するキューを関連付ける作業にかかっています。
いい動きが引き出せるように日ごろからも愛犬をしっかり観察してみませんか。
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