分解して教える
訓練競技やドッグダンスに限らず、犬に何かを教えようとすると、各パーツごとに分解して教えなくてはいけない時があります。
例えば「持って来い」。これは以下のように分解することが出来ます。
1.犬が指示された対象物に向かって走る。
2.犬が指示された対象物を咥える。
3.犬が指示された対象物を咥え続ける。
4.犬がハンドラーの元に戻ってくる。
「オスワリ」や「フセ」のように、一度の動作で完結できるものはその動きのみを反復して練習すればいいのですが、「持って来い」のような場合、犬が何かを取に行くという動作だけでも二つ。咥えて持って帰るだけでも二つというように、動作の組み合わせになっています。
子犬の時の遊びの中で、「投げたおもちゃを楽しそうに走って取りに行き、また投げて欲しくて走って飼い主の元に戻ってくる。」という一連の流れを見ていると、何も教えなくても出来てしまいそうに思えるのですが、実際持ってきて欲しいものを限定するとなると話は変わってきます。
競技となると、更に「咥えたままハンドラーの元(正面や脚側)で静止する」と「ハンドラーの指示で対象物をハンドラーに手渡す」という作業が加わるので、工程は6個になってしまいます。
簡単そうに見えて、意外と難しい「持って来い」ですが、一つ一つを分けて教えてあげることで、最終的には一連の流れとして作業することが可能です。
犬に何かを伝える時、なかなかうまくいかない時は、ちょっとパーツを切り分けてあげるとわかりやすいかもしれませんよ。
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