オビ練:Distraction対策
今日は久しぶりにオビ練をしてきました。
以前から何度も書いていますが、ドッグダンスにしても、そのほかのドッグスポーツにしても、基本のオビディエンス(服従訓練)が出来ていなければ、愛犬と意思の疎通を取るのは難しいと私は思っています。
「この子はわがままで・・。」でもいいのですが、「さぁ、始めよう!」と言うときに愛犬がそっぽを向いて相手にしてくれなかったり、呼んでも戻ってきてくれなければ、どんなドッグスポーツも出来ません。
しかし、基本の動作がきちんとわかって出来るようになったとしても、周囲の状況によって出来ないことがあることをわかっていないと、せっかく積み上げた成果が本番では出せないということになります。
では「状況」とは一体なんでしょう。
それはいつも言っている3Dのひとつ「Distraction(気を散らされるもの)」です。
先日のDDCさんのドッグダンスコンペで、アシスタントニコルの演技は15メートル近い距離を匍匐前進するというものでした。
元々匍匐は得意な動きですが、長い距離を匍匐し続けるのは集中力が必要なのでずっと練習をつづけ、二週間前のLBCFさんのコンペでは80%の仕上がりでした。しかし今回は床の匂い(おやつなど)が気になってしまい大きく蛇行したうえ、途中で立ちあがってしまいました。
長距離の匍匐前進と言う動きは出来ても、気を散らしたことで実際には出来なくなる。
そんなことは、訓練競技会でもよくあることです。
停座しているときに、顔の周りを虫が飛び回って立ってしまったり、隣のリングのハンドラーの声に反応して動いてしまったりと、様々なことが起こるわけです。
ハンドラーは様々な要素を出来るだけ予測しておく必要があります。
私も本番では、匍匐前進のライン上に落ちていたおやつを拾ったりはしたのですが、犬の鼻はそんなことではごまかせません。
そのためのDistraction練習が別に必要になります。
3月のオビディエンスワークショップでも、Distraction対策の重要性が語られています。
ということで、今日は「Distraction対策」。
簡単に見える基本動作でも、Distractionの中で完璧に出来るように。
いつもと違った練習環境。
参加者相互がDistractionになったりしながら、犬達の行動観察も交え、練習は楽しく進みました。
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