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2016年10月19日 (水)

レベルに合わせた練習を。


犬に行動を教える時、初めはトリーツ(おやつ)をふんだんに使います。
出来たら褒める。出来たら褒める。を繰り返し、
その行動があってるよと伝えていきます。

例えばパピーにオスワリを教える時、私はオスワリに関しては誘導は使わないので、
犬が自主的に座ったら、クリック&トリーツ(C/T)を繰り返します。

どんな場面でも、座ればC/T。
初めはピョンピョン跳びはねたり、足にとびついたりしていても、
犬たちはいずれ座るので、その瞬間をC/Tで、「オスワリするといいことがあるよ~」と刷り込んでいきます。

頻繁に座るようになって来くると、「座る」という行動と「オスワリ(sit)」という言葉のキューを関連付けて、言葉に反応できるようにシフトしていきます。

言葉のキューだけで確実に座れるようになるまでは、トリーツはどんどん使います。
でも、言葉の意味がわかって、確実に座れるようになれば、トリーツの代わりに、言葉だけの褒めや、体を撫でてあげたり、あるいはおもちゃで遊んであげると言った、トリーツ以外のご褒美を出すことで褒めてあげることができます。

トリーツが無いと犬が動かないとか、犬は食べ物に釣られていると心配しなくて大丈夫です。繰り返して練習することで、行動は習慣になっていくからです。

「オスワリ」一つをとっても、腰を崩さずに座ることや、ハンドラーの目の前でしか座れなかったのが、ハンドラーと並んでいても座れるように、離れていても座れるようにと、次第にレベルを上げていきます。これがトレーニングと言われるものです。

ハードルをあげる時は同様にトリーツを使って、「オスワリ」という行動がどんな場面であっても、その場で腰を下ろすことなんだよと伝わるまで練習します。
それがレベルの違いです。

たかが「オスワリ」されど「オスワリ」。


少しずつレベルアップしていくと、犬たちもストレスなく、受け入れてくれます。
楽しみながら続けましょう。


201610191
我が家に来て間もない時(生後二か月)の見習い君
何も言わなくても座ってくれるのでフード食べ放題でした。


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