ヒールポジションを教える
ドッグダンスではリードは使いません。
つまり、リードで犬はコントロールはしないということです。
そこで、基礎になるヒールポジションを犬に教えるにはルアー(トリーツ)を使ってヒールポジションに誘導することで、正確なポジションを理解させる方法をとります。
これは、ドッグダンスに限ったことではなく、一般的なオビディエンス(服従訓練)にも言えます。
ハンドラーの辺りにいるのではなく、正確なハンドラーのヒールポジションに入るために練習をコツコツ繰り返していきます。
その際、トリーツなどで誘導されることに馴れていない犬の場合は、まずトリーツを持つ手について来られるように練習することから始めます。
名前を呼んで、走ってきたらハンドラーは後ろに下がりながら犬を呼びこみ、手元に来たところでトリーツを渡します。
そしてまた下がりながら犬を呼びこみ、きちんと来たらトリーツをあげます。
この時犬が興奮して飛びついたりする場合は、犬が4本足で立っている高さでトリーツを渡すようにします。
このようにトリーツへの興味が湧いたところで、初めてヒールポジションへ誘導し、正しいポジションに入った時に褒めてトリーツをあげていきます。
体の位置が曲がってしまったり、前脚が出すぎたりと、正しいポジションに入れない時は、少しずつ目標のポジションに向けて調整していきますが、あまり時間がかかるような場合は、物理的なバリアやプラットフォームなどを使って正しいポジションを認識させる方法もあります。
いずれにしても、トリーツはとても重要なトレーニングツールですので、日常の食餌管理も含め、犬に食べることに興味を持ってもらえるようプランニングしていきましょう。
犬がヒールポジションを理解しないと、ヒールウォークも始まりません。
photo by Sherry Mum
---------------------------------
基本のマナーやドッグダンスのプライベートレッスンやグループレッスンは
WanByWanで♪
ご要望があれば、グループレッスンの講師も承りますので、お気軽にお問合せください。
---------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグダンス(K9フリースタイル)」カテゴリの記事
- 行動は段階的に教えていく(2025.01.13)
- 犬種の特性のはなし(2025.01.05)
- ハンドシグナルは手の動きに注意(2024.12.25)
- 犬に体の使い方を教える(2024.12.15)
- なぜ犬に「馴致」が必要なのか。(2024.12.04)
コメント