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2016年9月 1日 (木)

スピンを教える

ドッグダンスに不可欠なトリックのひとつにスピンがあります。
つまり「お回り」という動きですが、簡単そうに見えて実はこれもなかなか難しいです。

クリッカーによるフリーシェーピングという教え方もありますが、とりあえずトリックとして取り入れるには早く教えたいので、今回はルアー(釣り餌方式)での教え方についてお話します。

初めて犬に「スピン」をさせようとするときは、犬と対面して教えるケースが多いと思います。
ドッグダンスをやっていると、一番初めはヒールポジションから教えることが多いので、「スピン」もヒールポジションから教えることが多いのですが、ヒールポジションを教えた後、フロントポジションを教えてから「スピン」を教えるというのであれば、対面して教えることになります。
う~ん、ちょっとマニアックな内容ですね。


対面して教える場合、もしドッグダンスをやろうと思っていらっしゃるのでしたら、是非フロントポジションを教えてから「スピン」を教えてあげてください。なぜなら、スタート位置と終点がわかりやすいからです。

犬を目の前にして、手に持ったおやつを犬の鼻先に持って行き、その手を時計周り、あるいは反時計回りにゆっくり回して犬を誘導することで、「回る」という動作を教えることは出来ますが、犬の立ち位置が大変あいまいになります。犬の頭だけ回転しても、体がきちんとついて来ないと、360度きちんと回れたことになりません。

ただ、「くるんと回る」という一発芸であればそれでもかまわないでしょう。
しかし、犬と一緒にステップを踏む過程であったり、遠隔であったり、犬の立ち位置をきちんとしたい時は、頭も体も一緒にぐるっと360度回るという動作(体の動き)を犬に伝えることが大切です。

ということで、フロントポジションから教えるのであれば、ぐるっと犬を一回転させたら、また元のフロントポジションに戻ってこられるように犬の頭を誘導してあげないと、体の大きい犬の場合は曲がってしまいます。

そこで、犬を確実に360度回転させるのであれば、ヒールポジションから誘導して、また元のヒールポジションに戻るように教えてあげる方がわかりやすいと思います。

その時ポイントになるのは、誘導の手の動かし方です。
犬を360度回転させようとすると、ついついスタートの手の動きが大回りになってしまいますが、出来るだけ犬の顔を横に向けるように誘導し、そのあとは犬が元のポジションに戻りやすいように多少大き目に回してあげると失敗が少なくなります。

動画のように、まず犬の首を横に振るという動作を教えてあげることが素早く回転出来るポイントです。

動画のモデル犬はハンドシグナルから言葉のキューへ移行する段階に入っているので、後半の手の動きは小さ目ですが、出だしの誘導の手の方向は初めての犬に教える時と同じです。

201609012


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