一貫性は重要です
人間にとって問題行動として取り上げられる犬の行動の原因の一つに「興奮」があります。
年齢を重ねてくると、犬も人間社会のルールが身について、無駄なことはあまりやらなくなるため、子犬の頃と比べると格段と問題は減ってきます。
しかし、様々な経験を重ねて成犬になるまでは、新しい刺激と対峙するたびに興奮してしまうということはよくあります。
興奮して飛びかかる。
興奮して引っ張る。
興奮して飛び出す。
そこで、興奮する前によくやるのが「オスワリ」や「マテ」をさせて、いったん落ち着かせるというもの。
玄関ドアの前で「マテ」をかけてドアを開け、「いいよ。」で人間の後からドアを通ったり、車やエレベーターの乗り降りでも、ドアが開いてすぐに飛び乗ったり飛び降りたりしないように、一度「マテ」をかけるというもの。
リードが付いているとは言え、飛び出した先に何かあれば、そのまま走り出す可能性もあるので、とにかく一度待たせるのは愛犬の安全のためにも有効です。
しかし、人間なので、時に「マテ」を言い忘れてしまったりすることもあるわけで、その時犬が待っていてくれればいいのですが、完全に「マテ」の習慣が付いていなければ、やっぱり飛び出してしまいます。
そこで、「あっ、やっちゃった。」と思ったら、犬を叱る前にもう一度トライすることで、リセットしましょう。
また、「マテ」と言っているのに、飛び出してしまうこともあるので、そう言う場合も失敗をそのままにしないで、もう一度戻して言ってみることが大事です。
「飛び出していい」ことを繰り返していると、いつまでたってもいい習慣は身に付きません。
我が家は狭いので、玄関を出てすぐ車庫です。雨の日などは玄関から直接車に乗せるために、スライドドアを開けてから玄関のドアを開けることがありますが、それでも「マテ」をかけるようにしています。
(小さい頃は何も言わなくても待てた見習いくん)
(今は「マテ」と言わないとじっとしていられないお年頃)
最近黒い車を見ると自分の車だと勘違いする見習い君、駐車場で同じようなミニバンをみつけると、スライドドアの前で待っていることがあります。
そんな時ドアが開いたら飛び込むんだろうなぁと思い、乗降りの際は必ず「マテ」で待たせるように練習中です。
成長と共にいろんな問題も増えてきますね。
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