ディスクドッグへの道
飛んでいるディスクを犬がキャッチするスポーツは20年ほど前から日本でも取り入れられ、現在は様々な競技団体があります。
元々何かを追いかけることが大好きな犬たちにとって、投げたボールを取に行くのと同じくらい、飛んでいるディスクを追いかけてキャッチすることは楽しいはずですが、すべての犬がみんなディスクをキャッチできるかと言えばそうではありません。
床に転がっているボールを見ても犬が興味を示さない場合があるのと同じで、ボールやディスクが楽しい遊び道具であることを初めに犬たちに教えてあげなければ楽しく遊ぶことは出来ないのです。
特にディスクは一人遊びのおもちゃとは違います。人が投げて犬が取に行くというチームのゲームです。
ディスクの競技には、投げたディスクをいかに遠くでキャッチするかという飛距離を競うディスタンスと、音楽に合わせて何枚ものディスクを次々と投げて、犬のアクロバティックなキャッチを見せるフリースタイルなどがあります。
どちらのカテゴリーを選ぶにしても、まず第一に犬がディスクに興味を持って自分からキャッチしに行かなければ始まりません。
ディスクを転がしたり、犬の目の前で動かしながら犬の興味を引き出すといった遊び方は子犬の頃からやってあげても構いませんが、実際に全速で走ってディスクを追いかけたり、飛んでいるディスクをキャッチさせるには、犬の体がある程度出来上がってからでないと、関節を痛めたり、腰を壊してしまったりすることがあるので注意が必要です。
いずれにしても、まずはディスクに興味を持ってもらうことから始めます。
一人遊びのかじるおもちゃにならないよう、人と一緒に楽しむことを少しずつ教えてあげるために、ディスクを転がしてみたり、目の高さに固定したディスクを咥える、動いているディスクを追いかけて咥えるといったようにステップアップしていくといいでしょう。
ディスク遊びも飽きさせないところでやめるのがポイントです。
同時に、ハンドラーのスローイング練習もコツコツ頑張りましょう。
愛犬がキャッチしやすい高さに投げてあげられるよう、強風にあおられない、安定したスローイングが要求されるので、こちらも日々の練習は欠かせません。
愛犬が喜んで走って取りに行けるようなスローの技術を身に付けましょう。
あまりコースアウトしてしまうと、愛犬が遊んでくれなくなってしまいます。
今日は久しぶりにディスクドッグのレクチャーをしたのですが、毎日のように、夜の公園で友達とスローイング練習していた日が懐かしくなりました。
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