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2016年8月14日 (日)

犬の立場に立って。

ドッグダンスのポジションやムーヴ、トリックなどは日々増えています。
ファンシャーたちが、愛犬のオリジナリティあふれる動きをキャッチして、それをトリックにしたり、「こんなことが出来たらかわいいだろうなぁ。」と新しい動きを教えたりしているからです。


新しい動きには必ずその動きを意味する「キュー(言葉の合図)が必要になってきますが、その動きに新しく「キュー」を付けるのか、それとも現在ある「キュー」で代用できるかどうかと考えることも重要です。


今回C君がやった、小道具の周りを回る動き。
C君がハンドラーから離れて一人で何かの周りを回ってくるのであれば、何かの周りを回るという新しい「キュー」が必要になりますが、今回はハンドラーの左側のヒールポジションにいるとき、ハンドラーが左手で保持している棒状の物の周りを回るという動き。
C君にとっては、単純に左に一回転する「リバース」のキューで小道具の周りを回ってくることが出来ました。


これはC君が左回転するときに、その場ではなく、直径30センチぐらいの円を描くように回転するので、その中心に小道具があっても気にならなかったから、代用することが出来たのです。


201608141_2


201608142_2

犬よっては、その場でほとんど位置を変えずに一回転する子もいるので、そう言う場合はその場回転のキューではなく、何かの周りを回るという「キュー」を別に考えなくてはならないかもしれません。

犬にとってどんな景色が見えているのかを想像しながら考えると、混乱しない「キュー」を付けてあげることが出来ます。

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