まぐれもあります。
犬に行動を教えるには手順があります。
「行動」とそれを意味する「キュー(合図)」が関連付けられて初めて指示通りに動くことが出来るわけですが、たまに「まぐれ」と言うのがあります。
例えば「オスワリ」と言いながら、前かがみになって指を立てて犬を上から見下ろしていると、犬は自然と上を見上げるために、腰が床についてオスワリの姿勢になったりするものです。
これを見て、「この子はオスワリが出来る!」と思うのは大間違いで、ただ反射的にその行動を取ったにすぎません。
もちろん、毎回同じように前かがみになって、指を立て「オスワリ」と言い続けていれば犬は座るようになるかもしれませんが、「オスワリ」という言葉だけで座れるかと言えば難しいでしょう。
今日の練習会で、たまたま投げたおもちゃを見習いに取りに行かせようとしたとき、走って足を滑らせてはいけないので、彼には「取ってこい」のキュー「テイク」を言いませんでした。
「テイク」と言えば、ダッシュで取に行くのがわかっているからです。
そこで、彼がまだ知らない「ウォーク」と言う言葉を使ったところ、彼は「テイク」ではないので走れない。でもおもちゃは取りに行きたい。母は「マテ」とは言っていない。という様々なことを思いめぐらしたのでしょう。なんと歩き始めました。
私が「そうそう。ウォークね。」と言うとそのまま歩き続けます。
本当に私の声が聞こえているか試しに途中で「マテ」を入れてみたりすると、とりあえず止まってみます。
ということで、彼は意味が分からない言葉にもかかわらず、たまたま私の望む動きをしてくれたというわけです。
まぐれですね。
その後同じように指示を出したら、スピードが上がったので、「歩く」という意味での理解はまだ出来ていないことがわかります。
犬は本当におもしろい。
見習いVincent。生後9か月。
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ドッグダンスの定期クラス始まります。
犬と一緒に踊れなくても、犬に伝えていく方法が学べますので是非チャレンジを。
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