トリーツ(おやつ)の使い方あってますか?
犬のトレーニングにトリーツ(おやつ)を使うことはとても一般的です。
そしてその効果は、動物行動学の視点からも犬の学習効果をあげることが証明されています。
しかし、いまだに「おやつで釣って何かをさせる」というマイナスのイメージが強く、一部のトレーナーには受け入れられていないのも現実です。
確かに、使い方を間違ってしまうと逆効果になってしまうことは否めません。
なぜなら、食べ物に対する動物の執着は「生きる」という本質の部分に関わっているからです。
一方、食べることに興味の薄い犬たちもいます。
食べ物が無くなるという生命の危機感を生まれたときからあまり感じていないと、食べ物に対する執着がないことがありますが、この件はまた別の機会にとりあげるとして、今回は普通に食べ物に対しての興味を持っている犬たちに、トリーツをどう使うかというところを簡単に書きます。
トリーツを使う目的はいくつかあります。
・ 犬の行動を促す誘導として使う
・ 犬が好ましい行動を取った時のご褒美として使う。
・ 犬の気持ちをリセットするために使う。
・ 犬が新しいものに対して好印象を持てるように使う。などなど。
それぞれの状況に合わせて使い方が異なります。
もし、使う状況や使い方を間違えてしまうと、同じトリーツであっても
効果が出ないばかりか、好ましくない習慣になってしまうこともあります。
トリーツを使ってトレーニングをしているのに、
どうしてもうまくいかないと思ったら、是非一度プロに見てもらってください。
もしかしたら、トリーツを使うタイミングが間違っているかもしれません。
ウチの子はかわいいから、いつでもおやつがもらえるんだよとおっしゃる方も、
もしかしたら、おやつをあげるタイミングで、気づかないうちに好ましくない行動を身に付けさせてしまっているかもしれませんよ。
犬は人が思っている以上に賢い動物です。
「気が付いたら、全て犬の言いなりになっていた。」なんてことにならないよう、うまく折り合いを付けてやっていけたらいいですね。
ドッグダンスの定期クラス始まります。
犬と一緒に踊れなくても、犬に伝えていく方法が学べますので是非チャレンジを。
---------------------------------
基本のマナーやドッグダンスのプライベートレッスンやグループレッスンは
WanByWanで♪
---------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 訓練競技会に参加してきました。(2023.12.10)
- 犬種の特性と個体差(2023.12.08)
- ドッグトレーニング:キューの意味を明確にする(2023.12.07)
- アイコンタクトに頼らない練習(2023.12.06)
- ドッグトレーニング:景色が変わると出来ない話(2023.12.04)
コメント