無理は禁物
我が家の初代ボーダーコリーは人に対しては大変フレンドリーでしたが、
対象には制限がありました。
小学校の高学年以上は全て受け入れていましたが、
それ以下や、犬に馴れている子供であってもしつこい子供にはひとこと「うぅっ。」
一方彼女の子供たちは、どんなタイプでも、人間は全て受け入れていました。
そして、現在のアシスタントと見習い君も人は大好きで、
誰にでも挨拶に行きたくなるタイプ。
特に見習い君には人と犬の区別が無く、
すべて「ウェルカム!」状態。
無視して通り過ぎようとする犬は呼び止め、
視線を向けてくれる人間に対しては年齢にかかわりなく、「撫でてくれ~。」と尻尾をブンブン振り回します。
そんな見習いが、昨日も小学校低学年の男の子相手に
『好き好き』攻撃をしていました。
最初に近寄ってきたのは少年の方で、おうちにも犬がいるそうですが、見習いをはじめて見て
「かわいい!」と言ったのにはびっくりしました。
う~ん。どう見ても、「かわいい」部類ではないだろう。
まぁ、それはさておき、とにかくお互い相思相愛にも見えるようなこんな様子。
ところが、ちょっと時間が長くなるとさすがに見習いにも戸惑いが。
見習いが体を後ろに引いたので、私は少年に
「もうそろそろ終わりにしようか。
まだ赤ちゃんだから、ちょっと疲れてきちゃったし。」
と声をかけました。
少年は名残惜しそうにしていましたが、少し離れたところで見ていたお父さんが
「〇〇、もうやめておこうね。」と横から声をかけました。
おかげで、見習いはイヤな思いを残さないで少年と別れることができました。
少年のお父さんに感謝。
『我慢』を体得していない思春期の見習いにとって、
このままにしておけば、イヤなものはイヤだ!とはっきり意思表示しないとも限りません。
愛犬を守れるのは飼い主だけです。
ちょっとイヤなおばさんになったとしても、言うべきことを言う勇気も必要ですね。
もちろん、できるだけ相手に不快感を与えないようにすることも大切ですが。
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