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2016年8月28日 (日)

コング(KONG)の力

昨日はJAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)主催のカンファレンスに行ってきました。

JAPDTとは2008年のカンファレンスで我が家の先住犬が初めてワークショップのデモに参加したのがきっかけですが、毎年夏に海外の著名なトレーナーや国内の犬に関連する分野の方々のお話が聞けるので大変勉強になります。

今年は犬のおもちゃで有名なKONG社の専属トレーナーであるMark Heins氏のお話。

仕事の都合で二日目だけの受講となってしまいましたが、コングの有効活用法を改めて見せて頂きました。


実は我が家がコングを使い始めたきっかけは、子犬の破壊防止のためでした。
今まで8頭の子犬を育ててきましたが、一番の問題と言えば「Chewing(物を噛む)」。

甘噛みに関しては、自分がその場にいるので対処できますが、家具や壁、床に関しては、見ていない時にすることが多いのでいつも後手後手にまわってしまいます。
そこで、目を離すときはコングを置いておくと、彼らの注目はそちらにいくので、大きな被害にならずに済むというわけです。

子犬が何かを噛むのは成長過程の自然の行為ですから、まったく禁止してしまう必要はありませんし、実際出来ません。「Chewing」は「歯がむずかゆい。」「たいくつ。」「たまたま目の前にあった。」などの理由で子犬たちは自然に噛み始めまてしまいます。
ならば噛んでもいいものを代わりに与えて、エネルギーをそちらに向けてもらうのが得策です。

我が家で子犬たちに与えていた時は、中には何も入れず、ただ様々な方向に跳んでいくコング自体の動きに反応して遊んだり、噛んでも壊れることなく安全だと言う点で使っていました。

アシスタントが成犬になってからは、留守番の時に、ボーナスの前払いの感覚で、コングにクッキーを入れてケージに置いていくようにしていますが、絶対必需品ということではありません。


しかし、見習いが生後2か月で我が家にやってきて、レッスンや競技会などに連れて行くようになってからは、絶対に黙っていて欲しい時間と言うのが必要になり、そこで改めてコングの活用方法を考え直すことになりました。
とにかくケージに入れられたあと、私の姿が見えなくなると大変な騒ぎになる子犬だったので、対処を迫られたというのが実情です。

そこで何をやったのかと言えば、小さ目のコングに一食分のフードをふやかしてギュウギュウに詰めていきます。小さ目なので少々食べづらいのと、小さ目なのでコングが4個ぐらいになるので、それをケージに入れてその場を離れるのです。
もちろんケージにはカバーもかけておきます。

おかげで、どうしても離れなくてはいけない時、彼はコングに夢中になって、私がいなくなったことに気づくことはありませんでした。

コングに詰まった美味しいものをゲットするという行為そのものが犬をたいくつにさせないだけでなく、余計なことに気をとられずに集中する良い機会を与えることになります。

コングには様々な硬さや大きさがあるので、愛犬にあったものを選んで、コングの楽しさを教えてあげてはいかがですか?

もちろんコングも万能ではなく、使い古して劣化すれば破壊されることもあるので、誤飲してしまうことがないように、気を付けてあげてくださいね。

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たまたま昨日会場で販売していたKONGの別バージョンを見習いのおみやげに買ってきました。


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このKONGはこんな風にして遊ぶと楽しいそうですよ。by 見習い君

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