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2016年7月20日 (水)

キュー(合図)はシンプルに

「指示は簡潔で分かりやすい方がいい。」というのは人間でも言えることですが、犬の場合も、やって欲しいことを伝える時はわかりやすく伝えてあげることが必要です。


特にドッグダンスの場合、オビディエンスなどの競技と異なり、振付の手の動きが加わってきます。
その手の動きは振付なのかキューなのか、はたまた何の意味もないのか。そんなことを犬がいちいち確認していれば、望ましい動きを瞬時に引き出すことは難しくなります。


例えば、「バウ(おじぎ)」の時、ハンドラーがいつも前かがみになっていれば、言葉のキューだけでは反応してくれないかもしれません。


よく言われるのは、愛犬に「オスワリ!オスワリ!オスワリ!」といつも3回言っていれば、犬は3回言われなければ座らない可能性があります。


今回ステップアップレッスンでは、パートナーに「バック」してもらうとき、出来るだけ少ないキューで距離を伸ばす練習をしました。

「バック」と言って愛犬が下がり始め、ちょっとスピードが落ちると、ついつい「バック!バック!」と追い打ちをかけてしまうのはよくあること。
下がって欲しい場所まで愛犬を誘導するには「バック」のキューを連呼し続けるのではなく、「バック」のキューで下がり始めたら、止まって欲しい所まで下がり続けるように伝えなければいけません。


「バック」の意味がわかっているのであれば、最初の「キュー」でどこまで下がれるかを見極めながら、少し待ったあと、愛犬の次の行動を確認することも必要かも知れません。

201607211
1回の「バック」のキューで不安げではありましたが、遠くまで下がれたCくん。


距離は少しずつ伸ばせるように練習していきましょう。


「バック」ステップの練習はターゲットを使うのもおすすめです。

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