Basic+レッスン:マットトレーニングと匍匐前進
昨日行われたBasic+のグループレッスンでは、遠隔作業を加味したマットトレーニングと、後肢の筋肉アップに匍匐前進を練習しました。
一般的な「マットトレーニング」は出来ている生徒さんたちなので、今回は「離れた場所にあるマットまで一人で歩いていき、その場で伏せて待つ。」と言う一連の動作を身に着けてもらうことに。
飼い主さんにマットを目の前に「マット」とキューを出されれば問題なくマットに乗ることが出来る子でも、飼い主さんから離れた場所にあるマットに一人で歩いて行くというのは簡単ではありません。
「『マット』は同じだから行けるでしょ。」と人間は思うのですが、犬にとってみれば距離が変わることで、簡単に理解する子とそうでない子がいます。
最初は見習いヴィンセントが敷いていたマットを外して7~8メートル離れた場所に置いてみます。
「マット」のキューにヴィンセントは今までマットが敷いてあった場所に行き、何食わぬ顔で伏せています。
なるほど、彼は場所で「マット」を理解したというわけですね。
そこで、もう少し実際のマットに近づいて、更にハンドシグナルも混ぜて「マット」のキューを出すと、ようやく「なんだ、これか。」と歩いていき、その場で伏せました。
マットに乗ると伏せるシチュエーションが多いので、彼は言われる前に伏せたわけです。
ヴィンセントを一度傍に呼び戻し、今度は最初と同じくらいマットから離れて「マット」のキューを出すと、もうマットの置かれている場所が変わったことを理解し、すぐにマットまで歩いて行くことが出来ました。
ヴィンセントのデモを見て頂いた後、実際に生徒さんたちに「マット」のキューを出してもらいました。
マットとの距離があるので初めは少し躊躇する子、離れていても自信を持ってマットまで行く子いろいろです。
今回の生徒さんの中にも、言われなくても伏せる習慣がきちんと付いている子もいれば、そうではない子もいるので、その子たちに合せてクリッカーのタイミングやキューの数を変えます。
「マット」のキューで離れていても自分でその場所に行き、伏せて待つことが出来るようになると、例えばご自宅で来客があった時、興奮して客人に吠えかかってしまったり、まとわりついてしまったりすることがわかっていれば、自分は玄関に向かいながら、犬には「マット」の指示を出すことが出来ます。
日常でもとても有効なキューですので、是非覚えてくださいね。
後半は後肢の筋力アップ練習ということで、匍匐前進を練習しました。
トリーツの誘導だけで動きが覚えられる場合と、お尻を持ち上げないように物理的なバリアを使う方法といろいろあるので、その子に合わせて練習してみましょう。
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