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2016年3月 7日 (月)

馴れない環境にいるとき

人も犬も、周りが気になるといつも通りのことが出来なくなるのはよくあることです。

人間の場合は「自意識過剰」などと言われてしまいますが、犬の場合は、いつもと違う環境にあることだけで、緊張感や不安感などで、その環境に馴れないと、いつも通りのことが出来なかったり、飼い主さんの言うことすら聞こえなくなってしまうことがあります。

それは、単に社会性が身についているかどうかの問題だけではありません。

社会性は免疫力のようなものですから、ある程度付いていれば、新しい刺激に対しても過敏に反応しないで済むわけです。
だからと言って、社会性のある子がすべての新しい刺激に無反応ではありません。


いずれにしても、新しい環境や外部の刺激に馴れるまでに時間がかかる子は、その間ストレスをかかえてしまうこともあります。
そのストレスを少しでも軽減させてあげるためにも、飼い主さんを見ることで、落ち着いていられるように練習していくことはとても有効だと思います。


新しいものを自分で確認し、自分に関係なければ反応する必要がない。と素早く学べれば一番いいのですが、そうでない場合は、とりあえず飼い主さんを見て落ち着けるようになると、飼い主さんの言葉も聴こえるようになってくるでしょう。


先日のプライベートレッスンで、白黒のアシスタントが気になってしまったプードルさん。
中型犬以上が少々苦手とのこと。
アシスタントはほとんど動いていませんでしたが、存在自体が非常に気になってしまったようです。


そんな時でも、飼い主さんから声をかけられ、飼い主さんを見ることでご褒美がもらえるとわかれば、関係ないものを見ているよりそっちの方がいいと少しずつ学んでいきます。

飼い主さんに集中できれば、とても素敵なパフォーマンスができるんですから。


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集中しているとヒールワークも楽しそうです。

いろいろな場所で、名前を呼ばれたらアテンションを取ることを習慣すると、外部の刺激に対しても、過剰に反応しないでいられるようになってきます。


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