物品持来
先日ニコルと参加してきた訓練競技会で、以前から存じ上げている方に、「持来」の教え方を聞かれました。
訓練競技会での「持来」とは、ハンドラーが10メートル先に投げたダンベルを犬が取りに行き、咥えて持って帰ってくるというもの。
「持ってくる」という動きは、犬にとっては「走って行くと」という楽しい行動が伴うので、動きの中では楽しいはず。ただ、「咥える」というのは別の動きで、更に「戻ってくる」という合計3つの動きを教えてあげなければなりません。
今回のお尋ねは「咥える」に特化していたので、「咥える」動きを簡単に。
トレーニングには何度も書いていますが「強制訓練」と「陽性強化」のふたつの方法があります。
「強制訓練」の是非は別として、私は犬たちに「陽性強化」で「咥える」を教えているので「陽性強化」での教え方をちょこっと。
まずは犬にとって大好きなおもちゃを咥えることから教えてあげるといいでしょう。
大好きなおもちゃだからってすぐに咥えてくれるとは限らないので、興味を持って鼻を付けたところで褒め、口を開けようとしたらそこを褒め、舐めたりしたらそれを褒め、というように一つ一つ段階を追って行動を強化していきます。
上手に咥えられるようになったら、「咥える」ことを意味するキュー(名前)を付けて、キューでおもちゃを咥えるようにします。
その時、咥える対象に名前を付けておくのもいいでしょう。
例えばアシスタントニコルのお気に入りのこのおもちゃは「お肉ちゃん。」
「お肉ちゃん」+「咥える」が上手に出来るようになったら、「咥えて欲しいもの(例えばダンベル)」+「咥える」の練習に入ります。
キューで咥えられるようになっていれば、大体は咥えてくれますが、食感が気に入らない時はすぐに咥えてくれない時もあります。
そんな時は、咥えて欲しい対象も一から興味を持たせるところから始めます。
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