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2014年8月 2日 (土)

般化(Generalization)


今日は、以前にも書いた「般化=Generalization」の復習です。

「般化」とは、どんな環境であっても、出したコマンドを犬に達成してもらうことです。
そのためには、ハンドラーの指示に対し、イヌがその指示の意味を理解していないとできません。

言い換えると、ハンドラーが「スワレ」と言ったら、イヌはハンドラーが立っていようが、座っていようが、あるいは、近くにいようが、数メートル離れていようが、その場で座るということです。


しかしながら、普段からイヌと向かい合って、見つめあいながら「スワレ」としか言っていないと、イヌはハンドラーの前に回り込んでからでないと座らなくなります。
イヌは『スワレ』=『ハンドラーと向かい合って、目を見てから腰を下ろすこと』と理解しているからです。
でも、それでは、お散歩の途中の信号待ちだったり、カフェで椅子に座っていたりしたときに、瞬時にイヌを座らせることはできません。


では、どうすれば、そんなことが出来るようになるのでしょう。

まずは、周囲の刺激の少ない環境(家の中など)で、「スワレ」を完璧にすることから始めます。
出来れば、誘導のおやつやハンドシグナルなどが無くても出来るくらい完璧にします。
もちろん、ご褒美としておやつを使うことはかまいません。


それから、一歩離れたり、向い合せではなく並んで立ったりして「スワレ」の指示を出し、イヌが反応できるように、最初は誘導してもかまわないので、きちんとオスワリが出来るようにしていきます。

馴れた環境で、いろいろなシチュエーションでもオスワリが完璧になったら、今度はお散歩の途中など、刺激のある場所で練習していきます。


こういうことを繰り返すことで、環境が変わっても、わかっていることを成し遂げる自信をイヌにつけさせることが出来ます。


アイコンタクトがとれていないと、イヌよりハンドラーが心配になってしまったりするので、そういう時は、足元に鏡を置いて、イヌの動きを反射して見られるようにしておくと、ナイスタイミングで愛犬を褒めてあげることができます。

暑くてなかなか外に出られない時は、おうちの中でこんなトレーニングも楽しいですよ。


遠隔のオスワリが出来ると、こんな写真も撮れます。
20140802

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