「遠隔トリック」
K9フリースタイルでは犬と離れた場所で演技することがあります。
いわゆる「遠隔」と言われるものです。
離れた場所でトリック(動作)をさせる場合、
そのトリックが完成していることは当然のことですが、
ハンドラーが傍にいなくても指示で動くことが出来るようにしなくてはいけません。
先住犬クリスは、離れた場所で何か指示を出すと、
その都度少しずつ私の方に向かって来ようとしました。
彼女の場合は離れていることへの不安感からでした。
遠隔を教える前には、離れた場所で「待つ」ことを教えるとわかりやすいでしょう。
離れた場所で「マテ」を教えることはさほど難しいことではありません。
まずは近い場所からはじめます。
最初は数秒でも、「マテ」と言われて動かなかったらすぐ褒めます。
近くでの「マテ」ができるようになってきたら、ハンドラーが犬の周りで動きます。
その時も、すぐ遠くへ離れてしまうのではなく、
一歩動いて、元に戻るくらいの気持ちで「マテ」を持続させます。
ハンドラーが動いても犬が動かなかったら、その場ですぐ褒めてご褒美をわたします。
ポイントは、ご褒美を渡すとき、犬を呼ぶのではなく、ハンドラーが犬の元に戻ることです。
このように、時間と距離を少しずつ伸ばしていきます。
「おすわり、マテ」、「フセ、マテ」、「立って、マテ」など
マテの状態はいろいろありますが、いずれにしても動かないことです。
しかし、K9フリースタイルでの「遠隔」は、離れたところで、動かなければなりません。
っとなると、動くことで、自然にハンドラーに近づいてしまうこともあるわけです。
ということで、新人ニコルの遠隔トリックの練習は「マテ」を強化したあと、
離れた場所でトリックをさせ、こちらに戻らないように「ボールキャッチ」。
遠隔指示の後ボールを投げることで、ハンドラーの元に戻ることを回避することができます。
もっとも、遠隔トリックが高度になれば、離れた場所でもっと様々な動きが要求される場合がありますので、「ボールキャッチ」自体もパターン化しないように使っていった方がいいでしょう。
まぁ、それ以前に、我が家のニコルのキャッチ能力の低さが問題かも・・(笑)。
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