般化の重要性
今回のニコルと参加したファンマッチでは、初めて左後肢だけをコマンドで上げさせるというトリックを使いました。
いわゆる「お手」ではなく「お足」なわけです。
我が家では、散歩から帰ってくると必ず足を拭くという習慣があるので、一本ずつ足(手)に名前を付けて上げさせるということをしています。
新人ニコルも同様。
ウチに来てから、毎日教えていました。
使うシチュエーションの多い「お手」や「お代わり」は比較的早くに覚えますが、「お足」はなかなか覚えられませんでした。
それでも、毎朝晩繰り返されることによって、私がタオルを手にして玄関に座ると、彼女は習慣として「お手」「お代わり」「足(左)」「足(右)」と上げるようになってきました。
もちろんコマンドはかけています。
しかし、このコマンドを玄関以外の場所でかけると、彼女の頭の中には急に?が出てきて、違うことをいろいろやってくれます。
つまり、彼女にとって「足をあげる」動きは、「散歩から帰ってきたとき玄関でやるもの」とインプットされているわけです。
そこで、いろいろな場所で足をあげるコマンドをかけつつ、玄関でない場所でも、散歩から帰ってきたときでなくても、言われたときには足をあげるというように教えていきます。
これが「般化」です。
今彼女は、私の左側のポジションにいる時や、足の間のポジションにいる時、このコマンドに反応できるようになってきましたが、向かい合っているときはまだ出来ません。
ひとつのことを、どんな場所でも、どんな時にでも出来るようにしなくては、「出来る」とは言えないのです。
今日は「後ろ足を上げる。」という、ちょっと難しいトリックで説明しましたが、実は、「オスワリ」や「マテ」も同じです。
「ウチでは出来るんですけどね。」ではなく、「どこでも出来ます。」にしていきましょう!
新人ニコル。まだまだ動きがお子様です。
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