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2011年8月29日 (月)

勘違い?


フリースタイルでトリックを教える時、
犬が自発的に見せてくれる動きに名前(コマンド)を付けて
強化していくことがあります。

例えば我が家の場合、
毎朝伸びをする犬たちの様子をキャッチアップしては
「『おじぎ』上手ねぇ」と言い続けていました。
そしてあるとき「おじぎは?」と聞くと、
「これでしたっけ?」と伸びをして見せたのです。
『おじぎ』のポーズはたまたま3頭とも同じ方法で教えることが出来ました。

つまり、この教え方は、犬の動きに対してコマンドを載せていく方法です。
繰り返すことによって、犬は動きとコマンドを関連づけ
動きを理解し、コマンドに対して反応することができるわけです。

っで、最近になって思ったことがあります。

吠える度に毎回うるさいうるさいと言われている犬が、
うるさいと言われれば言われるほど更に吠える。

「うるさい!」イコール「吠えなさい!」と理解しているのではないでしょうか。

(吠えるたびに飼い主が声を張り上げることで、
加勢されていると思う犬もあります。)


なぜこんなことを思ったかと言うと、以前3頭で自転車散歩をしていたとき
下り坂で「ゆっくりねぇ」と言うと、スピードを落とす犬が2頭。
逆にスピードアップする犬が1頭。
なぜ1頭だけスピードがあがるのか当時はわからず、
単純に彼女だけがコマンドを理解できていなかったのだと思っていました。
しかし良く考えると、実は、彼女は下り坂で自分自身のスピードが上がる度に、
私が「ゆっくり!ゆっくり!」と言っていたので、ハイスピードイコール「ゆっくり!」と
理解していたのではないかと思えてきたからです。

どのタイミングで褒めるのか、あるいはコレクション(修正)するのか、
非常に難しい問題ですが、ミスコミュニケーションかなと感じたら、
是非もう一度愛犬の様子と自分の対応を思い返してみるといいかもしれません。

110829
<2008年代々木公園のデモンストレーション:クリス11歳>


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