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2011年8月21日 (日)

信頼関係

犬友だちやレッスンの生徒さんたちからよく聞くことばに、
「ウチの子は、他の人にリードをもってもらっていても
全然私のことを気にしないで平気なのよね。
少しは飼い主のこと気にして欲しいわ。」

飼い主と犬との関係のパターンはいろいろあるでしょうが、
その中で、今まで私が見たことのある例を幾つかあげてみると、

1.飼い主に「マテ」と言われれば、その場を決して動かず、
その犬をよく知っている人間がリードを持っても決して動こうとしない。

2.飼い主が「マテ」をかけてリードを知人に預けると、
飼い主がその場を離れても犬は何も言わずに待っているが、
知人がリードを持って動こうとすると犬は動かない。

3.飼い主が「マテ」をかけてリードを知人に預けると、
飼い主がその場を離れても犬は何も言わずに待っていて、
知人の言うこともよく聴く。

4.飼い主が「マテ」をかけてリードを知人に預けても、犬は飼い主しか見ておらず、
飼い主が見えなくなると吠えて、知人が何を言っても全く聞かない。

5.飼い主に「マテ」と言われても、飼い主の姿が見えなくなると吠えるが、
リードを知人が持つと、知人の言うことを聞き、飼い主のことは全く気にしない。

さて、みなさんのワンちゃんはこの中のどれかに当てはまるでしょうか。
どれかとどれかのミックスと言うのもあるかもしれませんね。

1番はとても忠誠心が強く、盗難などの心配がなく、飼い主も安心していられますが、
飼い主に万が一の時や、先回の震災のような場合には保護しづらいですね。

2番も1番に近いものがありますが、1番と違い、すでに知人がいる場所で
委託しても言うことを聞かないとなると、かなり頑固です。
ちなみに若い頃のクリスはこの傾向がありました。

3番は飼い主にとって大変都合がいいと思います。
万が一の時だけでなく、病院やトリミングなど、
犬だけで預けられる場合は絶対にあるわけですから。
我が家の子供たちはこの傾向が強かったのですが
歳をとってからは、病院だけはビビッて泣いてました(汗)。

4番は、飼い主にとっては自分しか見ていないというところで
「やっぱり私が一番なのね。」という気持ちにもさせてくれますが、
「吠える」となると、要求吠えや分離不安などが考えられ
犬にとってはストレスになっている部分があるかもしれません。

5番は、最初は飼い主に置いていかれて文句を言っていましたが、
相手をしてくれる人がほかにいれば特に飼い主でなくても大丈夫という感じで
飼い主としては信頼関係作りを見直したほうがいいかもしれません。

昔は「3日飼ったら恩を忘れない。」なんてことを言われた犬ですから
人に懐くのも速いのでしょうが、飼い主との絆や信頼関係は
不動のものであって欲しいもの。
「いつかは必ず迎えに来てくれる」と犬が信じて待っていると思いたいものですね。

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