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2010年6月20日 (日)

遠隔トリック

フリースタイルの競技の中には
ハンドラーと犬が常に傍にいるヒールワークトゥミュージックと
遠隔トリックを取り入れたミュージカルフリースタイルがありますが、
遠隔トリックというのはなかなか難しいものです。


ハンドラーと犬との距離を正確に定めた規定はありませんが、
1メートルや2メートル程度のものは遠隔とは言えないと
かつてイギリスから招いた講師に言われました。
最低でも5メートル以上は必要のようですね。


今はYouTubeという便利なものがあるので、
ご覧になった方も多いと思いますが、
イギリスのCruftsで行われる演技は
とても広いスペースを存分に使っています。
観客席から見れば、5メートル程度も近く見えるかもしれませんね(笑)。


いずれにしても、ハンドラーの傍ではなく、
ハンドラーから離れた場所で、ハンドラーのコマンドを聞いて反応するには
その状況に馴らしてあげることが必要となります。

そのためには、まず「オスワリ」や「フセ」など、その場で出来る簡単なコマンドを使って、
少しずつ犬との距離を伸ばしていくといいでしょう。

最初は対面して、いつもどおりにコマンドをかけます。
そのとき、ハンドラーと犬との間に、フェンスのような障害物を
さりげなくおきます。


0620_1
<モデルはMくん>


そして、ハンドラーが少しずつ下がって、犬との距離を離していきます。

0620_2

なぜ障害物を置くかというと、
犬たちは、往々にして、コマンドに従うと、ハンドラーの元に戻ろうとするからです。
初めてフェンスなどを使う時は、倒れたり動いたりしないように
しっかり押さえていてあげてください。
前進しようとして当たることがあるので、
その瞬間自分の方に倒れたりして、「怖い」というトラウマが出来てしまうと、
フェンスだけでなく、フリースタイルの練習自体が出来なくなります。

少しずつ距離を出しても、犬がコマンドに従い、
かつまた、その場にいられるようになったら、
スピンやバックステップなど、動きのあるコマンドの練習をします。

そして、少しずつ距離を伸ばしていきます。

0620_3


最後には障害物を取り除きます。


時間はかかりますが、少しずつ犬を馴らしていくと
確実にステップアップできるはずです。


※日を改めて練習する時は、
必ず一段階か二段階落としてから始めましょう。

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