ヒールワークのポジション
K9-フリースタイルのヒールポジションは
一般的なものだけでも12個あります。
一番の基本はハンドラーの左側のポジション。
これは、オビディエンスの基本ポジションと同じ。
パートナーがハンドラーの左側にいさえすれば
左ヒールポジションをマスターしたと思う方もいるかもしれませんが、
実はそんなに簡単ではありません。
オビディエンスでさえ、ハンドラーと犬との距離はこぶしひとつ。
かぶりすぎても遅れすぎてもダメと言われます。
オビディエンスのたったひとつの基本ヒールポジション
左脚側だけですら美しく歩くのが難しいのに、
フリースタイルでは12個ものポジションが・・・。
気が遠くなりそうですね(笑)。
しかし、たった一つのヒールポジションでも、
ハンドラーとパートナーの位置関係が美しく、
かつまた、ハンドラーがどう動いても、パートナーがそのポジションを
維持し続けることが出来たなら、
それはとても感動的でもあるのです。
「ずっと、私の左にいて頂戴ね。」とハンドラーが言っても、
ハンドラーが前進するだけでなく、
横に動いたり、後に下がったりすると、
パートナーはヒールポジションをどうやって維持していったらのか
少々戸惑います。
顔だけでも維持しようとして、斜めになってしまったり、
回転してしまったり。
その原因のひとつには、後ろ足の使い方をマスターしていないことが
あげられます。
以前、パートナーと一緒に椅子の周りをまわると
パートナーが椅子に後ろ足を当てないようにするために
後ろ足を横へ逃がすので、いい練習になると書きました。
次のステップでは、パートナーを左ヒールポジションにつけたまま
ハンドラーが同じ場所で90度ずつ左回転をします。
パートナーは左ヒールポジションのコマンドを聞いて、
ハンドラーとの位置関係を保とうとし、
後ろ足を使わないと、ハンドラーの横には来られないと学ぶのです。
この学びの時間には個体差があります。
今日のレッスンは、屋外でしたので、多くの刺激がありましたが、
ハンドラーが何度も正しい位置をパートナーに繰り返し伝えることで、
パートナーが上手に後ろ足を使いながら、ハンドラーの横に移動することを学びました。
最初は前足だけの移動でしたが、ちょっとずつ、何度も繰り返して
パートナーが理解できたのです。
その間、パートナーはとても集中していました。
ハンドラーとパートナーとの間に、見えないゴムが付いているかのように、
ハンドラーが動くとパートナーがしっかり付いて動く。
フリースタイルの理想ですね。
※ハンドラーにとてもよく集中しています。
※ハンドラーとの位置関係はバッチリ!です。
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