犬に伝える
唐突ですが、フリースタイル(ドッグダンス)に限らず、犬に何かをしてもらいたいとき、その意図を伝えるのはなかなか難しいものです。
「お座り」や「お手」などは、ほとんどどんな犬でも出来るものと思っている人は少なくないでしょう。
でも、「お座り」だって「お手」だって、ちゃんと教えなければ決して出来るものではないのです。
一方、ちゃんと教えてもいない「お手」や「お座り」を犬たちが出来ないからと「この犬は頭が悪くて。」と言う人がいます。
そういう人は「お座り!お座り!」と怖い声で連呼しながら、犬を威圧するだけで、犬たちにちゃんと伝わっていないことに気づいていません。
もし言葉の違う異国人が私たちに向かって大きな声で何かどなったら、私たちはどんな気持ちがするでしょう。 そして、その人が、「こんな簡単なこともわからないのか。」と思ったとしても、私たちは「あたりまえじゃない。あなたの国の言葉わかりませんから!」と気分を悪くするだけではないでしょうか。
犬も然り。
『お座り』ってなに?
『お座り』ってこういうことなのよ。
と動きを誘導して教えてやらなければ『お座り』を理解することは出来ないでしょう。
犬たちに何かを伝えたいと思ったら、犬の気持ちになると分かりやすいかもしれません。
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