2023年6月 7日 (水)

ドッグトレーニングは楽しく

「正の強化」で行うドッグトレーニングにおいては、必ず犬にご褒美が出ます。
ご褒美はその犬にとって楽しいものでなければご褒美とは言えません。
つまり、犬によってご褒美は変わるということですね。

一般的には食べ物(フードやオヤツ)やおもちゃ、あるいはライフリワードを言われる、日常生活の中で、犬にとって楽しいこと、例えばお散歩や遊びだったりします。

いずれにしても、ご褒美がもらえると理解すると、犬はハンドラーがお願いしたことを快くやってくれるようになるわけです。

ここで心配になるのが、食べ物を持っていないとやってくれないのでは?ということですが、楽しいトレーニングが繰り返されることで、犬の行動は習慣化していきますし、トレーニングの過程でも、手の中に食べ物を握っていなくても、頑張ったらご褒美がもらえると伝えていくことで、犬の行動は強固なものになっていくので、手順をしっかり踏めば大丈夫です。

しかし、以前も書いたように、そもそもドッグトレーニングは犬にとって楽しいものでなければ続きません。
なぜなら、犬には「やらない」という選択肢もあるからです。
やりたくない犬にトレーニングを無理強いしたところで成果はあがりません。

ということで、まずは犬に楽しんでもらうことからトレーニングを始めていくといいでしょう。
子犬の場合は、一緒に遊べるようになるといいですね。

さて、今日は若犬Aくんのプライベートレッスンがありました。
まだレッスンは始めたばかりですが、少しずつハンドラーと関わることの楽しさを知り始めたので、ハンドラーの声掛けに対する反応がとてもよくなってきました。
ハンドラーさんもその変化を楽しんで下さっているので、トレーニングがとても順調に進んでいます。

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これからが楽しみですね。

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2023年6月 6日 (火)

ドッグトレーニング:ちゃんと解除していますか?

「解除」とは何のことを言うのでしょうか。

「解除」とは、今お願いしたことをもうやめてもいいよ。という意味のキューです。

例えば、「オスワリ」と言われたとき、犬はいつまでオスワリをしていればいいのかわかりません。
そこで、用が済んだら「もういいよ。」と言う意味のキューを言ってあげないと、犬はじっと待ち続けることになります。

「ウチの犬は、待たないですぐどこかに行きます。」
とおっしゃる方は、そもそも犬に解除のキューを伝えていないか、犬が解除の意味を知らないからで、犬は自主的に解除していいと理解していると思われます。

大勢に影響がないことであればいいのですが、交差点で信号待ちをしているとき、犬が飛び出さないようにオスワリをしていてもらおうとしているのに、犬が勝手に解除して歩き出したら轢かれてしまうかもしれません。

青信号になったとき、「さぁ、行くよ。」や「青だね。」というような次のキューが出されるか、あるいは「もういいよ。」という解除のキューが出されるまで座っていてもらうためには、解除のキューをきちんと伝えておく必要があります。

ドッグスポーツにおいても、姿勢(停座・伏臥・立止)のキューを出したとき、解除されるまではじっとしていることや、「マテ」と言われたら、解除されるまでは待っていることなどをきちんと教えておかなければ競技課目の作業はできません。

ごはんのときだけ「マテ!マテ!マテ!」と言って、犬をむやみに待たせる人がいますが、ごはんに飛びついてひっくり返すレベルの犬でなければ、普通に「どうぞ」と与えてあげることは問題ないと個人的には思いますし、我が家の犬たちもごはんで待たせたことはありません。
そうでないと、ごはんのように魅力的なご褒美が目の前に無い時は待てない犬になってしまうからです。

いずれにしても、「解除」を教えることは犬にとってわかりやすいので、是非やって欲しいと思います。

ドッグダンスのムーヴには遠隔作業があって、犬を前進や後退で送り出すことがあります。
それぞれのキューを犬に伝えますが、途中まで行って勝手に戻って来ては困ります。
ちゃんとお願いしたところまで行ってもらって、次のキューを出すか、解除のキューで戻ってもらうか、わかりやすく伝えることが重要です。

そこでひとつ注意しなければいけないのが、「解除」のキューは日常的に使っている言葉でない方が犬が混乱しないということです。

よく聞くのが、「よし」や「よーし」という言葉です。
褒めているのか、解除しているのか、どちらのシチュエーションでも使ってしまう方がいらっしゃいます。
上手に出来た愛犬に「よし!いい子だ!」と褒めた途端に犬が動いてしまうことありませんか?

そんな紛らわしいことがないように、わかりやすい言葉で伝えてあげると、意思の疎通がしやすくなります。

さて、今日見習いに姿勢変更の体の使い方を教えていたところ、「オスワリ」が上手に出来たので褒めたあと、メッセンジャーが入ったので対応して、終わって振り返ったら、まだ座ってました。
あれ?解除してなかったっけ?

202306061

ハンドラーのミスですね。
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2023年6月 5日 (月)

2022年9月WanByWan主催3Daysイベントのご案内

例年通り、2023年9月8日(金)から10日(土)までWanByWan 3Daysイベント開催します。
詳細は以下の通りです。

①9月8
日(金)ワークショップ
②9月9日(土)第12回ドッグダンスリハーサルショウ
③9月10日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

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①9月8日(金)ワークショップ

概要:ドッグスポーツの基礎となるドッグトレーニングメソッド
愛犬とドッグスポーツを楽しむためには、愛犬にハンドラー(飼い主)との作業を楽しんでもらうための関係性づくりから、愛犬に行動を伝える技術、愛犬のメンタルをサポートしていくためのスキルが不可欠です。
様々な課題の中で、今後のレベルアップのためのヒントをお持ち帰りください。
・犬の集中力
・犬のセルフコントロール
・ポジティブディストラクション
etc

募集組数:15ペア 
参加費:11,000
見学:5,000円

②99日(土)ドッグダンスリハーサルショウ
2タイプ(6分間・10分間)の持ち時間を自由に使って練習及び演技ができます。
時間内であればルーティンを踊られてもパーツの練習をされても構いません。
音楽をかけながら馴致したり遊んでいただいても構いません。
持ち時間を自由にお使いください。(持ち時間全てを利用される必要はありません。愛犬の状態を確認しながらご利用下さい)
お一人で多数枠にエントリーされても構いません。

定員:50ペア
コメントあり、表彰あり。
リンクスペース:約20m(横)x約15(奥行)m
ルーティンタイム:4分以内
ビデオコンペなどに利用されることも可能
モチベーターの利用可。
トリーツなどを落とした場合は出来るだけご自分で回収をお願いします。

参加費:6,000円(持ち時間6分)、10,000円(持ち時間10分)

コメンテイター:
WanByWan
代表:三井惇
CPDT-KA
ドッグトレーナー、JKC公認訓練士
2016
年ドッグダンスの解説本「ニコルとドッグダンス」を出版


③9
10日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL規定の正式競技です。
クラス:Level 1A1B2A2B3A3B、ベテランA、ベテランB

参加費:5,500
WCRL
登録費:6,000円(登録はご自身でWCRLのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

ジャッジ:
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

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ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンストライアルの参加費のほかに、woofの施設利用料金と弁当代が別途かかります。(ドッグラン内に個人的に飲食物を持ち込むことはできませんので、ご参加の方はお弁当をご注文下さい)
参加人数が最低人数を超えた場合はwoofの施設利用料金が団体割引の対象となる場合もあります。
※woof
にご宿泊の場合はご自身でご予約ください。
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🍀
お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】WBWイベント申し込み

お申込み開始:202378日(土)20:00
お申込み締切:2023819日(土) 
定員になった場合、締切日より早く締め切る可能性があります。 

ワークショップ 参加・見学(どちらか残してください)
1.
参加者のお名前(フリガナ)
2.
参加の場合のパートナーの名前(フリガナ)
3.
参加犬の犬種・性別・年齢
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
5.
お弁当の数
6.woof
ご同伴者の数・・・大人名 子供名 犬
7.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
8.
参加者のご住所とお電話番号

リハーサルショウ
1.
エントリーのご希望
6分タイプ(MFHTM/その他)
10分タイプ(MFHTM/その他)
MF
あるいはHTMのカテゴリー分けをされている場合はFCI規定に沿ってコメントさせていただきます。
2.
ハンドラーのお名前(フリガナ)
3.
パートナーのお名前(フリガナ) 犬種 性別 年齢(開催時)
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス) 
5.
曲名(フリガナ)および 曲の長さ (決まっている場合)
6.
お弁当の数
7.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
8.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
9.
参加者のご住所とご連絡先

◆WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,000円) / 自分でする
2.
ハンドラー名(漢字/アルファベット):
3.
パートナーの名前(アルファベット)
4.
犬種および性別:
5.
犬の生年月日:
6.
犬の体高(肩の位置で):
7.
参加クラス:
LEVEL1A
LEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
8.
参加者のご住所ご連絡先:
9.
課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
10.
お弁当の数
11.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
12.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬

<リハーサルショウのルール>
・リンクに入りましたら音響チェックをお願いします。
・小道具の設置・撤去は持ち時間に含まれます(場合によって残り時間をご案内します)
・音楽のスタートは、手をあげて合図してください。
・パートナーは首輪(1つ)以外は禁止(皮膚トラブルや寒さ対策等の目的での衣類着用は可、受付時にお伝えください)
・リンク内での排泄を防止するため、出来る限り演技前に排泄を済ませるようにお願いします。万が一排泄してしまった場合は速やかに清掃いたしますが、清掃時間は持ち時間に含まれる場合があります。
・リハーサルショウの見学は自由ですので、ご同伴者もインドアドッグランに入場可能です。ただし、お弁当や団体割引のためにはお名前等のお申し出が必要です。

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーン、スパイクチェーンの使用
・ドッグダンス演技中パートナーに振付以外で触ること。(演技以外で褒めたりするのは構いません)
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為。

<一般注意事項>
ドッグダンスの曲は編集の上当日CDでご持参ください。必ず複数の音源で再生できるかどうかの確認をお願いします。
ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上ご参加ができません。
お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金できる場合があります。
演技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
他の参加者の演技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスのお申し込み先:
info
アットマークwanbywan.com(アットマークを@に変えてください)

皆様のご参加心よりお待ちしております。

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2023年6月 4日 (日)

ドッグダンスファンマッチに参加してきました。

今日はWSS(ワンダフルステップスタジオ)さん主催の、ドッグダンスファンマッチに参加してきました。

アシスタントと見習い、共に先月から作り始めたルーティン(演目)で、まだまだ踊りこんでいないので、出来る部分を福岡からコメンテイターとして来てくださっている島田先生(アンディシマダドッグスクール代表)に観ていただくことにしました。

見習いはノービスクラス、アシスタントは今回はインターメディエイトを目標に作って行こうと思っているので、第三者の客観的なアドバイスはとても貴重です。

衣装や小道具も含め、全体的なアドバイスを頂くことが出来ました。
また、ルーティンだけでなく、犬の状態なども含めていろいろお話していただき、とても有意義な時間でした。

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他の参加者のアドバイスもとても良い勉強になりました。

来月開催予定のJKC第一回ドッグダンス競技会に向けて、課題が少し見えてきたようです。

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2023年6月 3日 (土)

ハウストレーニングを成功させるには。

犬はとても正直で賢い動物です。
特に若い犬たちに忖度は無いので、自分にとってメリットになることを優先していきます。

昨日も書きましたが、自由を奪われることは犬にとってデメリットでしかありません。
それでも、好き勝手にいなくなったりしないことや、状況によってはハウスで静かに休むことなどを学習してもらうためには、根気よく犬にとってメリットがあることを伝えていかなくてはいけません。

ハウスの中はいい場所だよ。と実感してもらうためには様々な工夫が必要です。
自分から入りたい場所として認識してもらうことが重要ですね。

最初は美味しいものを入れてみたり、中でご飯をたべてもらったり、楽しいおもちゃと一緒にはいってもらったりと、入ることもまんざら悪くはないと犬たちに思ってもらえれば、毎回取引のための物品を用意していなくても、入ってくれるようになります。

悪いことをしたから「罰」として閉じ込めたりすることなく、自分から進んで入って寝てくれるようになれるといいですね。

ちなみに我が家の犬たちは、食事はハウスで取っていますし、眠くなると自分からハウスに入ります。
しかし、出先では、アシスタントだけが外に出ているとまだまだ大騒ぎする見習いです。
「大人になれば静かになる」と放置しておいても、恐らくなおることはないでしょう。

やって欲しい行動が出やすいように、日々の努力は欠かせませんね。

さて、見習いは現在オスワリの再調整中。

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たかがオスワリ、されどオスワリ。
体がある程度成長したら、きちっと座ることも教えていかなければいけませんね。

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2023年6月 2日 (金)

ドッグトレーニング:犬の気持ちになってみる

「あなたの犬は呼んだらすぐ来てくれますか?」

ドッグトレーニングの経験があったり、競技に出たことがある人にとっては、当然YESと回答される質問ですが、先日も書いたように、そもそも呼び戻す必要性を感じていない人にとっては、来てくれても来てくれなくても、日常生活上困らない方も多いようです。

では、戻ってこない犬をドッグランで放したらどうなるのでしょうか。

犬が遊びに飽きて疲れて戻ってきたところを捕まえれば家に帰れますが、まったく戻ってこようとしない愛犬を放ってしまったら、ハンドラーが戻って欲しいタイミングで帰ってくるかどうかはギャンブルとしか言いようがありません。

そうなると、ハンドラーは犬が戻ってきたらすぐにリードを着けて捕獲しようとするので、犬はますます逃げようとするでしょう。

自由を奪われるのは誰だって嫌なものです。
自由に走り回っている方が絶対楽しいに違いない。

ハンドラーの元に帰ってくることにメリットを感じない犬は、恐らく飽きるまで戻ってくることはないのではないでしょうか。

家の中と違い、外には楽しいことや興味をそそるようなものが沢山あります。
そっちに行くべきか戻るべきかの選択の中で、犬が迷うのはある意味当然のことです。

それでも、ハンドラー(飼い主)を選んで戻ってくるのは、すでに信頼関係が出来ているか、戻った方がメリットがあるに違いないと知っているか、あるいは戻ることが習慣になっているかのどれかでしょう。

最初は、犬が戻りたいと思う気持ちにしてあげることがハンドラーの仕事と言えます。
そのためには、戻った時に嫌なことが起こらないと伝えることが不可欠です。

しかし、人はついつい、戻ってきた犬をすぐに捕まえようとしてしまいます。

そんなことを学習している犬は、とりあえず戻ってはきても、ハンドラーから距離を取ったところからハンドラーの様子を観察し、捕まりそうになると、踵を返して走り去っていきます。

そうならないように、小さいころから、ハンドラーと一緒にいることの楽しさをしっかり教えてあげることが一番ですね。

さて、今日は若い犬たちのプライベートレッスンがありました。

ちょっと自由になると、ついついハンドラーそっちのけで好奇心のままに動きたくなるお年頃。
少しずつ、ハンドラーとの関わり方も教えていきます。

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まずは、犬にとって楽しいことを共有することから始めましょう。

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2023年6月 1日 (木)

ドッグトレーニング:ポジションかムーヴか。

一見わかりづらいタイトルですが、ひとつの行動を犬に伝えるとき、ポジションとしてキューを出すか、ムーヴとしてキューを出すかの選択です。

例を挙げると、パートナー(犬)と向かい合わせでハンドラーが前進をしようとすると、犬は当然後退することになります。
そこでハンドラーはつい「バック」と言ってしまいますが、犬によっては「バック」と言われたら、次のキューが出るまでバックし続けると理解しているため、ハンドラーの歩調に合わせることなく後退してしまいます。

では、ハンドラーと歩調を合わせて動いてもらうためには何と言ったらいいのでしょう。

この場合、例えば「バック」と言われても、犬が落ち着いて一歩一歩後退するタイプであれば、ハンドラーと歩調を合わせることも可能ですが、自分のペースでササっと後退する犬の場合、ハンドラーとの位置関係が崩れてしまいます。

そもそも、ドッグダンスなどでよく使われる遠隔作業には犬の単独バックがあるので、犬たちは「バック(後退)」のキューを聴けば、どの位置にいても、その場から後退するものと理解しています。

そこで、ムーヴとしての「バック」のキューを使うよりも、ハンドラーとの向かい合わせの位置関係を意味するキュー(「フロント」)を使った方が犬には伝わりやすくなります。

犬の立場になって、どのキューがわかりやすいか考えてみると伝えやすくなるでしょう。

さて、今日はラリーオビディエンスの定期レッスンがありました。

それぞれの課題について強化練習を行った後、コース練習を行いました。

今回は見習いも参加しました。
前回の競技会で、ディストラクションに負けて集中力をどこかに忘れてきてしまったので、果たして人の話はちゃんと聴こえるようになったのか検証してみることに。

多少フラフラはしていましたが、とりあえず声は耳に届いていました。

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焦らずゆっくり育てていきましょう。

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2023年5月31日 (水)

「持来」のはなし

「持来」は訓練用語ですが、簡単に言うと「持ってこい」のこと。
訓練競技においては、咥えて持ってくるものは、ダンベルの形をした木製の物がよく使われますが、日常生活における「持来」の対象物はなんでもかまいません。

とりあえず、何かを咥えて来ることを教えるには、まず「遊ぶこと」から始めるといいでしょう。
つまり、無理矢理口を開けて何かを突っ込むのではなく、自分から咥えたい気持ちにさせてあげることが大事ですね。

おもちゃの場合、その後引っ張りっこになったり、持ってきてくれたらまた投げてあげるといった行動を繰り返すことで、犬が咥えたり、咥えて動くことに馴れさせてあげるといいでしょう。

その後、きちんと「持来」を教えるためには、言葉の「キュー」を聞いて咥え上げ、ガジガジ噛んだり、振り回したりすることなく、ハンドラーに手渡すことが重要なポイントになってきますが、その際も、犬が嫌がらないように教えていかないと、「持来」自体にネガティブな印象を持ってしまうので注意が必要です。

特に競技の「持来」では、手渡しをするときの犬の位置も重要です。
例えば、ハンドラーの左脚側に座ってから手渡すのか、ハンドラーの正面に座って手渡すのかです。

JKCの競技では、正面でも脚側でもどちらでもかまわないと規定に記されていますが、WCRL規定のラリーオビディエンスでは、正面停座の作業が多いため、「持来」に関しても、正面停座が要求されています。

どちらにしても、咥えて持ってきたものを、きちんとした姿勢でハンドラーに手渡すように教えるのですが、これが意外と難しいのです。

なぜなら、咥えて戻ってきた後に停座をお願いすると、犬の意識は停座にフォーカスされて、咥えてきたものを口から放してしまうという現象が起きてしまうからです。

そこで、座っているときに物品を咥えさせたり、保持させたり、手渡ししてもらったりという行動の練習を、咥えて持ってくる行動とは別に繰り返していきます。

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「オスワリ」と言う行動と「持ってくる」と言う行動が出来たから、すぐに合体できるだろうと思っていると、「あれ?出来ない」ということになりかねないので、パーツの練習だけでなく、パーツを合体させる練習をきちんとやってあげることが大事ですね。

さて、WCRL規定ラリーオビディエンスのセミナー・練習会とトライアル(公式競技会)が6月23日、24日、山中湖のドッグリゾートワフで開催されます。
ラリーオビディエンスは、競技中も犬を励ましたり、声をかけたり出来るので、入りやすいオビディエンス競技のひとつです。
作業の進め方に馴れてくると、課題は酷似しているので、ハンドラーがサインカードを覚えればJKC主催のラリーオビディエンスにも参加しやすい競技です。
一度体験してみませんか?

参加お申込みの締切は6月10日です。

詳細はこちら👇から。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/03/post-4a8156.html

皆様のご参加お待ちしております。

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2023年5月30日 (火)

パピートレーニング:ロングリードの有効性

ロングリードと聞くと、フレキシブルリードを思い浮かべる方は少なくありませんが、今回はシンプルなローブ状のロングリードの話しです。

通常のお散歩では、犬のサイズにもよりますが、1メートル40cm程度から1メートル80cmぐらいのものがコントロールしやすくておすすめですが、パピー(若い犬)のお散歩では、広場などで自由運動をさせてあげるための10メートルから20メートルのロングリードとは別に、4メートル50cmぐらいのものがあると、犬に選択肢が与えられるので、犬に考えることを教えていくにはとても有効です。

選択肢とはどんな場合のことを言うのでしょうか。

例えば、いつものお散歩コースに見慣れないものが置かれていると警戒する犬は少なくありません。
一瞬びっくりして後ずさりしたとき、犬に自ら確認する時間をあげないと、翌日も同じ場所で同じ行動をとるようになります。
そんなとき、「大丈夫だから」とリードを引き寄せ無理に対象物に近づけようとすると、犬は選択することができずストレスを感じてしまいますが、ハンドラーが一歩引いたところで、犬のリードを緩めて待っていてやると、犬は自分からゆっくり近づいて行って確認することができます。
一度確認できれば、翌日は気にせずその前を通ることが出来るようになるので、ロングリードは距離をとって犬に選択肢を与えるにはとてもいいツールです。


さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。

言葉が通じるようになって、コミュニケーションも取りやすくなってきたA君ですが、御自宅の階段が下りられないとのこと。
日常的には抱っこで下りて、上るのは自力で出来ていて、公園の階段なども、普通に上り下りは出来るそうです。

しかし、集合住宅内の階段は蹴上げが高く、周りも暗いため、ちょっと腰が引けてしまうようです。

そこで、階段に「パンくず」状態でトリーツを置いて、リードの長さ分だけA君から離れてみることにしました。

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下りて来たそうにしていましたが、今一つ勇気が出ません。

しばらく様子を見ていましたが、A君は行ったり来たり。
行きたいのに行かれない気持ちがよくわかりました。

その後も、A君は一段下のトリーツは食べに出てくるものの、その次の一歩が出ないので、飼主さんには先に途中まで下りて下からA君を励ましていただき、私が最初の一歩分だけちょっと体を支えてあげたところ、その先は自分から下りていくことが出来ました。

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短めのリードで引っ張ってしまえば、ますます腰が引けてしまいますし、ハンドラーとの距離が近かったりすると、ついつい甘えも出てしまうので、ロングリードは丁度いい距離感を作ることができます。

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2023年5月28日 (日)

犬との生活:夏場の水遊び

今日は久しぶりに犬たちと川遊びに行ってきました。
真夏ではありませんが、日中の気温が高かったこともあり、犬たちも楽しく遊んで帰ってきました。

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これから夏場に向けては、犬たちにとっても厳しい季節。
水遊びは、人も犬も涼しく、夏場の楽しい遊びのひとつです。

以前にも書いていますが、リマインドを兼ねて。

犬たちはみな水遊びが好きかと聞かれれば、答えは否。
苦手な犬もいます。

遊んでいるうちに、飛び込んで楽しいと学習した犬は、水を見るとすぐに飛び込みたくなりますが、初めの一歩を失敗すると、トラウマになって苦手になってしまう子もいますので、初めが肝心と言うところでしょうか。
無理強いしないで、自分から入れるようになるといいですね。

さて、水遊びには、プール、川、湖、海など様々です。
泳いでいる時おもちゃを咥えていたりすると、泳ぎながら水を飲んでしまうことがあります。

海水などは、飲み過ぎてしまうとお腹を壊すこともありますし、真水であれば、ナトリウムのパーセンテージがさがって「低ナトリウム血症」、いわゆる「水中毒」を起こすことがありますので注意が必要です。

川は水温が低いので、長く浸かっていると「低体温症」にもなりかねません。
また、川は上流の天候の変化によっては、急な増水が起こることもありますので注意が必要です。

楽しい水遊びが暗いものにならないためには、ハンドラーのケアが欠かせませんね。

また、水遊びばかりに気がいっていると、水場周辺の別の問題を見過ごしがちになります。
別の問題とは、ダニです。
水場の傍の茂みはダニが生息しやすい場所ですので、気を抜いていると、体中に付けて帰って来ることに(経験談)。

当然、熱中症にも気を付けたいところですね。

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«犬の相性