くりそつ・・・？

「ボールにしましょうか。」

「だって、キュッキュッて鳴るからニコル好きじゃない。」

「飽きたぁ？
じゃぁ、ピンクちゃんもそのうち飽きちゃうのね。」

・・・・・。

「あっ、くりそつ・・。」

「クリちゃんのおにぎり度に近づいたわね。
美人度は違うけどね。」

・・・・。

* * * * * * * * * * * * * * * *
クリスおばさんと比べるなんて反則！
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キャァ～！楽しいぃぃぃぃぃ！！

ママ、これってどうやって遊ぶの？

「これはねぇ・・・。
飛ぶのよ～！」

きゃぁ～！ほんとだ♪

「そうそう。上手じゃないニコル。」

「おもしろいでしょう。
よかったわね。
さぁ、投げてあげるからちょーだい♪」

「そんなこと言ってたら、投げられない～！」

「・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
ピンクちゃん、結構いいヤツでおもしろかったわ♪
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新しいおもちゃ♪

あっ、あれはアタシがフリースタイルのコンペでもらった・・・。

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一体どうやって遊ぶのかしら、これ。
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ダメだ～。

今日は夕方ママがお仕事で出かけちゃったから、
お散歩はママが帰ってきてから、ご近所コースになった。

もうすっかり風は涼しくなっていたけど、

「ハンちゃん、ゆっくりでいいわよ。」

わかってるよ。

でも、

「どうしたの？
今日はずいぶん弱気ね。」

だって、坂が・・・。

「そんなに、きつい坂じゃないんだけどね。」

ボクはボクなりに頑張って100メートルぐらいは歩いたんだよ。

でも、

「そっか。
じゃぁ、今日はもう帰りましょう。
ウチは坂の途中にあるから、どっちに出ても、
上り坂はあるものね。」

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お散歩が少なかったから、夜はジャーキーがもらえた。
この手もありかも（笑）。
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暑い・・・。

今日も暑かったわね。

さすがに夜のお散歩におじさんを連れて行くのは無理だったみたいで、
久しぶりにママと二人だけでお散歩に行ったの。

途中でちょこっとおやつつきのトレーニングもやったけど、
やっぱり暑いから、あっちこっちで遊べるわけでもないし、
とにかく早く帰ってごはんよね。

でも、ごはんが終わると、

「じゃぁ、ボール持ってくれば。」

またボール？

「だって、トリックの練習すると、
どうしてもおやつが食べたくなるでしょう？
そうすると、必ずハンスがくっついてきちゃうし・・・。」

「いくわよ！」

でも、

「もう飽きちゃったの？」

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そろそろ新しいおもちゃで遊びたいなぁ～。
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私もいろいろ大変なのよね。

アタシ、飛んでるしょ～♪

でも、Ｋ9ゲームじゃないわよ。

先月ママと一緒に参加したK9フリースタイルのワンシーンよ。

アタシがいっつもつまらなそうに踊るから、
今回は走るシーンを作ってくれたんだけど、

それでもいろいろあるわけで、

「今さら遅い。」

「・・・・。」

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スカートはやめてほしいわね。
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ママ、恥ずかしいからやめて！

土曜日はお散歩に行こうとしたら雨。
日曜日は、ママが朝からニコルと出かけちゃって
ボクは一人で留守番。

でも、月曜日は、午後からみんなでいつもの公園に行けたんだ。

ボクはいつものように、一生懸命歩いて行って、
お友達に会った時も、いつもみたいに眠くなったりしなかったんだよね。

っで、マイスペースで周りを見ていたら、

・・・・。

ママはボクがこの前みたいにウをおもらしするんじゃないかって
しつこく聞いてくるんだよね。

みんながいるのに、

「そう言われてもねぇ。
失敗すると、周りに迷惑がかかるし・・・。」

・・・・。

「ハンちゃんだって、メンボーはイヤでしょ？」

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あれだけはカンベンだよね。
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アタシも好きよ～♪

ジャーキーが好きなのはおじさんだけじゃないのよ。

「だからニコルの食べるのは遅いのね。」

どういうこと？

「ちっちゃいお口の上に、チビチビ味わっているから
ハンちゃんの倍以上時間がかかるのよね。
ごはんは秒速でたいらげるのに・・・。」

余計なお世話。

「はしたない・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
ずっと食べていたいわよね、ジャーキーは。
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出番がなかったわ・・。

今日はレッスンが終わった後、ママと一緒に
クリスおばさんのお友達のおうちに行ったの。
パピボーがお泊り保育をしているから
アタシが得意の保母さんをやるのよ。

あらっ、かわいいじゃない。

「ニコル、頑張ってね。」

簡単よ。

あらっ・・・。

「ニコルったら、明智光秀の三日天下みたいだわね。
あっと言う間に、最下位になっちゃったじゃないの。」

・・・・・。

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今度は怖いお姉さんたちのいないところにしてね。
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お散歩の代わりは・・・。

今日は午後からママがお休みだったのに、
お散歩に行こうとしたら急にお天気が悪くなって
結局ボクはまたお散歩に行き損ねた。

っで、ママが夕ご飯のあとに、
ボクの歯磨きをしていたら、

「あっ、取れた！」

えっ？
まさか、ボクの残り少ない歯じゃないだろうねぇ。

「ダイジョブ。
ハンちゃんのお口のなかで、長年育ててきた石がまた取れただけだから。」

そう言えば、何か月か前に、ママがボクの口の中に金属の棒を突っ込んで
ガリガリしていた時に、歯にくっついていた固いものがポロッと取れたんだった。

「この前のジャーキーも、少しは役に立ったのかもしれないわね。」

そう言って、ママはまたボクにジャーキーをひとつくれた。
ひとつだって無いよりはいい。

「これで、また別の歯石も自然に取れるといいわね。」

じゃぁ、

「人間の歯だって、いっぺんに何本も抜かないんだから、
ハンちゃんの歯石だって、少しずつよ。」

なんか、納得いかないなぁ。

* * * * * * * * * * * * * * * *
みんなも食べてる？
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ア・・アタシじゃないわよ・・・。

「おかしい。薬を取に行く前に、
確かに机の上に置いたはずのバンテージが・・・、ない！」

「ママ、またボケちゃったかしら・・・。
でも、今さっきのことだし・・・。
変だわ～。」

「しかも、パッケージが開けてあるし・・。
ニコルぅ～！！！」

「そんなはずない！
ハンちゃんじゃ届かないし、
それにハンちゃんは食べ物以外に興味ないもの。」

「やっぱり犯人は・・・・、
ニコルぅ！！！」

* * * * * * * * * * * * * * * *
やっぱり前科があるとダメね。
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ひどいよ～。頑張ったのに・・・。

今日も暑かったね。
でも、今日はママと一緒に夜のお散歩に行ったんだ。

留守番ばっかりじゃ、筋肉が落ちちゃうもんね。

でも、

「ハンちゃん、頑張って！
そんなにゆっくりだと、蚊がとまっちゃうわよ。」

仕方ないじゃないか。
坂道なんだから。

「もう少し頑張ると、あとは下り坂よ。」

今日はやけに体が重い・・・。

っで、おうちに帰ると、

「ハンちゃん、大変。
血が出てる。」

え～っ！！

「この前大量買いしたテープ巻いてあげるわね。」

そういうことじゃないでしょう？

「・・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
もう少し早く気づいてよね。
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ボクのこと忘れてない？

「ニコルぅ。眼鏡も似合うわね。
ニコルは被り物が嫌いだからやったことなかったけど、
意外といいじゃない。」

ママ！

「じゃぁ、こっちはど～ぉ？」

「これも結構いいじゃない。
なんかテレビに出てきそうなおばさんみたい。
これからはこういう路線で行く？」

ママ！

「・・・・。」

ニコルとくだらないことで遊ぶ前に、
まずボクのお水でしょう？

まったく。

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いつも新鮮なお水が飲みたいよね。
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なんかずるい・・・。

「あらっ、ハンちゃん、なんでニコルのハウスの前に陣取ってるの？
ニコルが出て来られないじゃないの。」

「何言ってるの。
ハンちゃんはもう食べ終わっちゃったじゃない。」

そんなはずないよ。
早食いのニコルがボクより遅いはずないじゃない。

「ニコルは、お口が小さいから、
ジャーキーは遅いの。」

変だなぁ。

ボク、ほんとに食べたっけ？

「・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
久しぶりのジャーキーだから、
あっという間に終わっちゃったんだった。
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ちゃんと歩いてるよ♪

今日はお天気が怪しかったけど、
そんなに暑くなかったから、いつもの公園までお散歩に行ったんだ。

車を降りてからもちゃんと自力で歩いて行ったよ。

お友達が待っている場所まで辿り着いたら
さすがに疲れてお昼寝しちゃったけど、
そのあとママに起こされて、
ちょっぴり歩いたんだ。

でも、

「ハンちゃん、もう少しだから」

「『坂』っていうほどの坂じゃないじゃないの。」

そんなこと言っていられるのも、今のうちだよ。

「・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
もうちょっとボクを気遣って欲しいよね。
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治ったわよ。

おかげさまで、お腹治ったわ。

変な物食べたわけじゃないし、
一体全体、原因はなんだったのかしら。
絶対ストレスよね。

昨日は一日安静だったから、
今朝は

「よかったわね。元気になって。
ニコルが静かだと不気味だものね。」

・・・・・。

「はい、はい。
ハンちゃんはおやつよね。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
みんなも体調には気を付けてね。
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調子悪いんだから・・・。

「あらっ、ニコルったらもう寝てる。
まだ９時よ。」

「めずらしいわよね。
ニコルがお腹痛いなんて。」

なんでもいいから静かにしてよ。
台風も来てるし、おじさんのせいでストレスもたまるし、
気分はブルーなんだから。

「・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
アタシだって調子の悪いときもあるわよ。
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おじさん、邪魔～！

なんで、ちゃんとベッドの上で寝ないのかしら。
アタシなんか持っていない、おっきな素敵なベッドがあるのに・・。

しかも、部屋のど真ん中に寝るのやめてくれない？

「またげば？」

嫌よ！
レディはそんなことしないの。

「・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
ますますアタシのテリトリーが狭くなって困るわ。
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おじさん、しっかりしてよ～！

昨日久しぶりに公園に行ったんだけど、
おじさんったら、着くなりすぐ寝ちゃったのよね。

お友達が、「おじさん生きてる？」ってみんな聞くの。
おじさんはそう簡単には死なないわよ。
だって、アタシより食い意地が張っているもの。

「ハンちゃん、そろそろ起きたら？」

「ハンちゃん・・・。」

おじさんったら・・・。
大丈夫？しっかりしてよね。

* * * * * * * * * * * * * * * *
いろいろあったけど、おじさんは無事帰ってきたわ。
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おじさんの勘は的中よ♪

昨日のお天気も怪しかったけれど、
アタシとママは午前と午後レッスンでお出かけしたの。

お出かけするときは、おじさんに
「アタシはお仕事で行くんだからね。」って言っていたんだけど、
午後のレッスンの帰りに、雨があがったからって
ママがいつもの公園にまわってくれたの。

「そうねぇ。
最近お天気にたたられて、全然来られなかったものね。」

もちろん、遊んでくれるのよね。

「いいわよ～！
でも、ハンちゃんには内緒よ。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
時間が遅くてお友達には会えなかったけど、
とりあえず走れたからラッキー♪
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ボクは騙されないからね。

今朝も雨。

ここんところ、ず～っと雨でお散歩に行けないボク。

今日だって、気を付けないと、ママとニコルだけ
「ちょっとだけよ。」な～んて、行っちゃわないとも限らない。

だから、

「ハンちゃん。ドアの前は危ないからやめなさい。
開けた時に、いつもぶつかるし・・。」

そんなこと言って、ニコルとこっそり出かけようったってダメだからね。

「・・・・・。」

* * * * * * * * * * * * * * * *
早く雨やまないかなぁ～。
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頭脳戦よ♪

雨が続くとつまんないわ。

ねぇ、ママ遊んでよ。

「じゃぁ、ボール遊びしましょう。
ボール持ってきて、ニコル♪」

「ママ、あばらが痛いから、ニコル持ってきてよ。」

仕方ないわねぇ。

「ハンちゃん、直接ニコルと交渉してね。
ママは当分思うように動けないし・・。」

今だわ！！

うふふっ。

アタシの作戦勝ちよ。

* * * * * * * * * * * * * * * *
まったく、ママもおじさんも動きが悪くてイヤになるわ！！
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ボクにはわかってるんだ。

昨日は朝雨が残っていた。

雨の日はお散歩に行かないんだけど、
雨はもう止んでるから、もしかしたらママは行くかも知れない。

ところが、ボクは朝トイレが間に合わなくて
部屋の中で済ませてしまった。

まぁ、よくあることだけど・・。

っで、ふと考えた。
もしかしたら、これはマズかったのではないか。

ニコルはいつも通りのハイテンションで、散歩に行く気満々だ。

さて、ママはどう出るか。

「そうねぇ。地面が濡れているから、あんまり遊べないけど、
ちょっとだけ行こうか。」

ちょっとだけ？
マズイ！
これは絶対まずいパターンだ。

ちょっとだけだと、ママはボクを一階まで降ろすリスクを回避するだろう。

案の定、

「あらっ、ハンちゃん、ドアの前で何頑張ってるの？」

ボクだけ留守番とか考えてるでしょ。

「うっ・・・。どうしてわかるの？」

二人の顔に書いてあるからね。

「・・・・。」

こんなに頑張ってみたけど、
結局ボクは置いていかれた。

* * * * * * * * * * * * * * * *
ママは手を抜くことばかり考えてるんだから。
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