おでかけ 最終章

先週末のお出かけの最後は、
ママとちょっぴりダンスの練習。

「ハンちゃん、それ『鏡』って言うのよ。」

「そうね。こんなに広くて鏡の付いているお部屋が
近くにあるといいのにね。」

でもママと少し練習したら、暑くて「ハァハァ」しちゃったの。
そうしたらママのお友達があたしのこと『ブーデー』だって言うのよ。
アタシはちょっと大きくなっただけなのに・・。

「まぁねぇ、療法食のせいもあるかもね。」

・・・・・、

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ということでダイエットが始まったんだけど・・。
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おでかけ その２

週末、ハンスおじさんは、いつも以上にまったりで、
ママはちょっとびっくりしていたけど、
アタシは楽しかったわよ。

「ニコル、ニコルは遊びにきたんじゃないんだけど・・。」

えっ？
なんのこと？

だって、ママが好きなところに行っていいって言ったじゃない。
そうなりゃこっちのもんだわ。

「えっ？なに？
どっちがニコル？」

「やっぱり『ニコル』って名前の女の子は
はちゃめちゃになるのね。」

・・・・・。

ママに、「そこの子供たちっ！！」って怒られちゃったわ。

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ホントはね、ある程度興味を満足させたら、
ママの元に戻るっていうお勉強だったんだけど、
アタシはママが呼ぶまでお友達と遊んでいいことになっているから
ママは呼べずにとっても困っていたわ。

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おでかけ その１

週末、ママについていったレッスンのあと、
勝浦っていうところに行ったんだよ。

むか～し、ママは行ったことがあるんだけど、
すっかり忘れていたから、ナビ子さん頼りに行ったら
やっぱり迷っちゃった。

っで、ボクたちは遅刻した。

実はセミナーって言うのに参加したんだ。

でも、ニコルばっかり呼ばれて・・・・。

「ハンちゃんはつきそいだから、
まったりしていていいのよ。」

つまんないなぁ～。

でも最後に、ちょっと人気者になったよ。

やっぱり熟年の魅力は隠しきれないよな。

「ハンちゃん、熟年通り越してる・・・。」

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つづく・・。
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週末は・・。

週末は久しぶりにみんなでとお～くまでお出かけしたんだよ。
ず～っと車で揺られて大変だったけど、
着いたところはひろくてのんびりできた。

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お天気も良くてサイコ～だったよ。
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お勉強中

アタシがダンスしてるのを知っている人はいると思うけど、
ダンスの動きって結構たくさんあって
なかなか覚えられないのよ。

ママは、クリスおばさんはもっと早く覚えたって言うけど、
アタシと一緒に練習する時間が少ないんだから
クリスおばさんと比べて欲しくないわ！

っで、この前まで、ひとつずつ覚えていた『匍匐前進』と
『ロールオーバー』ってやつが、やっとちょっとわかったの。

ねっ、頑張ってるでしょ？

なのに、ママったら、今度は反対側の『ロールオーバー』をやれっていうのよ。

やっとひとつ覚えたばかりなのに・・・。

「片側のロールオーバー覚えるのに何か月もかけてるから
早く反対側も練習しないと、生きてる間には覚えられないと思うけど・・・。」

・・・・。

みんなはすぐ覚えられる？

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反対側のコマンド、なんだかわかる？
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お味はいかが？

今朝いつもどおりにお散歩に行ったんだけど、
ハンスおじさんったら、アタシの後ろで隠れてモゾモゾしてるの。

ママが、
「ハンちゃん、どうしたの？」
って聞いても、ずっとモゾモゾしてるの。
まぁ、聞こえないからしょうがないんだけど。

っで、ママが背中をポンポンって叩いたら、
なんとおじさんの口から、茶色いニョロニョロしたものが飛び出したの。

うぇ～っ！
何それ。

「ハンちゃん、それミミズ・・・・。」

「ハンちゃん、それだけはやめてよね。」

あれって、もしかして美味しかったのかしら。

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そういえば、ニキーおばさんは、ミミズに
スリスリしていたんですって。
何かいいことあるのかしら。
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お散歩行きたいけど・・。

毎日蒸し暑くてたまらないね。
何もしなくても息切れしちゃう。

週末はさすがにあまりの暑さで散歩は断ったけど、
別に散歩に行きたくないわけじゃない。

問題は階段だよ。

ボクの部屋から玄関までは二回も階段を降りなきゃいけない。

階段を下りるのは結構勇気とタイミングが重要だ。
なのに、ママは、
「ハンちゃん、早くぅ～！」
ってボクをせかす。

ボクが踊り場で躊躇していると、
「支えてあげるから大丈夫よ。」
って無理やり降ろそうとするんだ。

でもボクは、ボクのペースで降りたい。

「ママが一緒だから大丈夫だってば。」

「失礼ね！」

ママだって、あっちこっち痛いって言ってるじゃないか。
100％は信用できないね。

「・・・・。」

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でも、まだハーネスは使いたくないなぁ。
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さすがに暑いわ。

昨日はお天気が良かったけど、
何しろ蒸し暑くて、動くとすぐハァハァしちゃったわ。

いつもの公園に行っても、

「さすがに、これだけ暑いと、
公園に来る人も減るんじゃない。
ハンちゃんも、『行きたくない』って階段から
降りてこなかったじゃない。」

「ニコル！」

それにしても、この暑い中よく眠れるわね。

「ほらっ、チャッピーさんは白いから、
そんなに暑くないのよ。」

アタシの黒い毛皮を貸してあげたいわね。

「・・・・・。」

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暑いけど、みんな大丈夫？
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頑張ったんだけどね・・。

最近お天気がはっきりしないね。
そんなに暑くないはずなのに、ひげがジトジトして気分悪い。
まぁ、ネコじゃないから、ボクは気にしないけど。

ママが昔のように早起きしてくれるようになってから、
夜中の失敗が大分減ったんだ。

「はい、はい。」

今日も頑張ったから、お散歩まで我慢しようと思っていたんだけど、
ニコルが何を血迷ったか、玄関でやっちゃって・・。

ママがその掃除をしているうちに、ボクも我慢できなくなって・・。

でもママは気づかなかったから、そのままお散歩に行ったんだ。

お散歩の途中でママがしつこく聞くんだよね。
「ハンちゃん、どうしたの？体の具合でも悪いの？」
って。

えっとぉ・・・・。

「もしかして・・・。」

ボクたちは急に家に向かってＵターン。

っで、バレちゃったんだよね。

当然そのあとママはず～っとお掃除。

バタバタしているうちに、お散歩行きそびれちゃった。

あ～ぁ、ニコルのやつめ。

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まったく調子がいいんだから。
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スターはつらいね。

あっ、また始まった。

「ハンちゃん、じっとしててね～。」

「そうよね。ハンスはCMにだって出たもんね～。」

ニコルはカメラを向けると逃げる。

まったく何を考えているんだか。

「ハンちゃん、笑って～♪」

「え～、いいじゃない。」

「・・・・・。」

懐かしくなって、また見ちゃったよ。

ちょっと小さくて見えづらいな・・・。

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まったく、おちおち食後の休息もとれやしない。
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いくらボーイフレンドでも・・・。

ママったら、レッスンの時に新しいボールを出してきたの。

「そうよ。ハンスにって思って前に買ったけど、
最近はハンちゃんもあまり遊ばないから、
Ｆくんにあげようと思って。」

え～っ！？

「ニコル、Ｆくんに持ってきたのよ。」

「ニコル！！」

「意地悪言わないの！
あなたの口には大きすぎます！！」

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アタシだって遊べるのに・・・。
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お年頃よん♪

今日はママのレッスンについて行ったんだけど、
途中でちょこっと出してもらって、

彼はアタシの素敵な年下の男の子よ。

アタシだって、そろそろお年頃だから、
ボーイフレンドくらいいるのよ。

うふふ～♪

「ニコルぅ、あんまりレッスンの邪魔しないでね～。」

・・・・・。

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クリスおばさんは、アタシの歳にお母さんになったのよねぇ。
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アタシ、変？

毎朝起きてすぐやることは、
ママが起きてるかどうか確認すること。

っで、そのあとは、

「ニコルぅ。変な趣味ねぇ。
ママから塩分調達するのやめて。」

・・・・。

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みんなは、こんなことやらない？
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週末は・・・。

先週末、いつもの公園はビールのお祭りで盛り上がっていたけど、
そのせいか、人も沢山来ていたの。

だから、

このおじ様、ボーダーコリーと一緒に暮らしたいんですって。
いいじゃな～い。

「ニコルにメロメロじゃなくて、
ボーダーコリーにメロメロだったんだと思うけど・・・。」

・・・・・。

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この後も、みんながたくさんなでなでしてくれたの。
まっ、ハンスおじさんのこともだけど・・。
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ママだけずるいわよ！

今日は久しぶりのレッスン。
お天気も良くて、最高だったわ。

っで、帰り道にいつもの公園を通ったら、

「ニコル、ちょっとママお買いものしてくるから
待っててね。」

「もう少しだから。」

・・・・・。

「お待たせ！
さぁ、帰りましょう！」

あっ、アタシのお友達。

「ちょっとだけよ。
せっかく買ったソーセージが悪くなっちゃうから。」

なに～！
ママだけ美味しいものを買ってきたの？

「・・・・。」

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来週までこのお祭り続くみたいだわ。
アタシとしては、公園が混み合うからちょっとねぇ。
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犬飼いの風上にも置けないわ。

今日はママがお休み。
それくらいはアタシにだってわかるわ。
でも、全然起きてこないのよね。
何度も起こしに行ったんだけど・・・。

おかげで、

「いやぁ、昨日は月末だったし、
道は大渋滞だったし・・・。」

だから？

「だから・・、ちょっと疲れて寝坊しちゃったのよね。」

「わかってるわよ。」

ママみたいの、なんて言うか知ってる？

『犬飼いの風上にも置けない』って言うのよ。

「・・・・。」

はいっ！！

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まったく、昔は早起きしていたって言うけど、
ハンスおじさん、ボケてるんじゃないかしら。
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