気がつけば....。
私がママと暮らすようになって、あっという間に車酔いの一年が過ぎ、二年目はママや「影」といろんなところにお出かけして、またあっという間に過ぎていった。
でも、私はこんな生活がこれからもずっと続いていくと信じていたのに、どうもそうじゃないことがわかったの。
2年目の憂鬱なクリスマスと、楽しいスキー(?)旅行が終わり、年が明けて春の気配を感じるようになった頃、私は「お見合い」っていうのをしたの。
散歩中、粗野な男の子達に追いかけられてから、男の子はすごく苦手になっていたんだけど、ママがとっても素敵な人だからって。
でもなぜ私はお見合いをしたのかしら。
そして私は気がついたら、母になる道を歩き始めてしまったの。
なんかママに言いくるめられちゃったような気がして仕方ないわ。
ママはね、「テニスに行っている間、いつも一人でお留守番はつまらないでしょう。家族がいれば寂しくないわ。」って言ったのよ。
家族ってママと「影」みたいなことを言うのかしら。
そりゃ、ママだけもいいけれど、当時は「影」が一緒にいるのも楽しかったわ(今はちょっと違うけど…)。
じゃぁ、私にも家族が出来るのは楽しいってこと?
お見合いの後、ママは自転車でお散歩にいかなくなったの。
なんでもしばらくは安静にしていた方がいいって言われたんですって。
日中の暖かい時間を見計らって、ママと二人でのんびり歩いてお散歩したわ。
そして、何がなんだかわからないうちに、私は食欲がなくなってきて、だんだんだるくなってきたの。
私の体の中で一体何が起きているのかしら。
続きはまたね。
| 固定リンク
コメント