2020年12月 2日 (水)

ハウストレーニングのポイント

昨日の午後のプライベートレッスンではLさんのハウストレーニングを行いました。
L
さんは、大分ハウスに自分から入って、中で寝られるようにもなっているようですが、扉が閉められるのではないかと、中にトリーツがはいっていても、後ろ足が外に出ている状態でした。

そこで昨日も継続レッスンを行ったところ、自分から中に入ってぐるっと回って来られるようになりました。

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ハウスは犬にとって安心できる場所でなければいけません。
ひとりで留守番をするときや、家族から隔離される状況とだけ関連付けられてしまうと、ハウスの印象は良くないものになってしまいます。

そこで、扉を閉めることより、自分から中に入ってくつろいでいられる時間を増やすことが大事。
もちろん、扉を閉められても落ち着いていられるように少しずつ時間を伸ばす練習もしていきます。

ハウスに入れない状態であれば、中に美味しいものを入れる。
入れるようになったら、入っているときに美味しいものが食べられたり、好きなおもちゃで遊べる状態を作ってあげるという工夫が必要です。

その時に使う美味しいものは結構な量になります。
なぜなら、新しい習慣を作らなければいけないからです。

トレーニングのプロはトリーツの使い方やタイミングをわかって使っていますが、飼い主さんが初めてご覧になると、「えっ?こんなに使うんですか?」と感じられることでしょう。
「そんなに使ってオヤツ漬けになりませんか?」と心配されることもあるでしょう。
新しい行動が習慣になれば、毎回オヤツをあげなくても、犬はちゃんと出来るようになります。
もちろん、上手に出来たときは言葉でもしっかり褒めてあげます。

まずは、その行動が自発的に出るようになるくらい、楽しいことと関連付けてあげましょう。

L
さんも、次の段階はハウスの滞在時間を少しずつ増やすことです。
トレーニングはゲームのように楽しくないと続きませんね。

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2020年12月 1日 (火)

ドッグトレーニング:お散歩の目的は?

午前中は生後6か月のお嬢さんのレッスンでした。

前回のハウストレーニングで、ハウスに入るのも気持ちよく走って行ってくれるようになり、これからは少しずつ待機時間を伸ばしていく練習に入ります。
ハウスは楽しい場所、落ち着ける場所と思えるようになってもらえるように、飼い主さんの工夫が見せどころです。

Aさん、お散歩の足取りが重いとのことでしたので、後半はお散歩の様子を見させていただきました。
確かに、トットコ行く感じではなく、地面ばかり気になって途中でよく止まります。

ところが、公園に入ると落ち葉を口に入れながらどんどん進んで行きます。
なるほど、拾い食いが楽しいようです。
したがって、全然飼い主さんのことも気にしていません。

ちょっと開けた場所で、おうちで破壊するほど気に入っているおもちゃを見せたのですが、全く興味を示しません。
ひたすら落ち葉食いを楽しんでいる様子。
よほど美味しいのでしょう。

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そこで、おもちゃ遊びも楽しいと気づいてもらえるように、飼い主さんと私で遊ぶことに。

すると、自分のことを気にしないで遊んでいる私たちの方が気になって、遊びに参加してくれるようになりました。

最後は引っ張りっこにも。

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おうちの中で遊べる子が外でも同じように遊べるとは限りません。
なぜなら、外にはおうちに無いディストラクション(気がそがれるもの)が沢山あるからです。

いろいろなものに興味を示して、自分で確認することはとてもいいことですが、そればかりが気になって、飼い主さんが不在になってしまうと、一緒にお散歩を楽しむというより、拾い食いをさせに外に出て、拾い食いするたびに、それを遮らなければいけなくなってしまいます。

拾い食いより楽しいことがあると教えてあげるとともに、飼い主さんを気にしてくれたら褒めて、ご褒美として好きな物を提供してあげることを繰り返してあげると、飼い主さんへの意識があがってきます。

帰り道は、作業中のお兄さんたちにも跳びつくことなく、上手に挨拶が出来ました。
跳びつかないことを強化していることと、お兄さんがしゃがんでくれたことで、跳びつく必要が無かったことも成功の理由でしょう。

若い犬たちは日々いろいろいなことを経験し、学習していきます。
なるべくいいことを学んで欲しいですね。

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2020年11月30日 (月)

散歩が嫌いな犬

「戸塚お悩み相談」では「お散歩が嫌いなのですが・・。」というのもありました。

「犬なのに散歩が嫌い?あり得ない!
と、中・大型犬を飼っている人は恐らくびっくりされるのではないでしょうか。
しかし、実のところお散歩嫌いな犬は意外と多いのです。
特に小型犬によく見られます。

なぜお散歩が嫌いなのでしょう。

小型犬は当然小さいので、他の大きい犬に会ったとき緊張したり、怖がったり、警戒したりするのが普通です。
そんな小型犬が自分より大きい犬と出会って嫌な経験をしてしまえば、当然大きな犬は怖いと感じるでしょうし、散歩に行けば日常的に大きな犬とも遭遇するので、次第に散歩は楽しくなくなってくるという可能性もあります。

また、夏のお散歩で、飼い主が地面の暑さに気づかず散歩に連れ出していると、歩くことが苦痛になってしまい、散歩嫌いになってしまうというケースもあります。

さらに、車やバイクなど、大きな音をたてて行きかうものが頻繁に通る場所も、犬にとってはあまり楽しい場所ではありませんね。

そうならないように、子犬の頃に社会化を行い、なるべく多くの物に馴らしてあげるということが不可欠になってくるのですが、社会化の方法を間違えてしまうと、これまた外に出るのが嫌な子になってしまったりします。

小型犬は片手で簡単に抱っこ出来てしまうことも散歩嫌いに拍車をかけることがあります。
つまり、歩きたがらなかったり、怖がっていたりすると、ついつい抱き上げてしまい、自分で問題を解決する力が育つ芽を摘んでしまうことがあります。
子犬でも中・大型犬の子は意外と重いため、そうそう抱っこして歩くこともままならないので、自分から歩くのを待ってみたり、励ましながらなんとか歩かせようと飼い主さんも頑張りますが、片手でひょいと持てると、そのステップが飛ばされてしまいがちです。

夏にお預かりしていたNさん。
小型犬のパピーでしたが、お散歩の途中にどうしても渡らなければいけないグレーチング(金属の格子)がありました。

初めてグレーチングを目の前にしたとき、Nさんやはり立ち止まりました。
どうするかしばらく見ていると、行ったり来たりを繰り返した後、勢いをつけて跳び越えてきました。
もちろん、そのときは「すごいね~。やったね。」と思いっきり褒めてあげました。
その後も、少し躊躇はしますが、いつも気合を入れて跳び越えるようになりました。
自分で解決できると、満足気に先を歩いていました。

犬に自分で問題を解決できるように考えさせる時間を与えることは子犬に限らずとても大事なことです。
嫌なことがあれば、常に飼い主さんが抱っこしてくれたりして嫌な思いをしないで済むならいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。
自分の足で自信を持って歩けるようにサポートしてあげると、お散歩嫌いも軽減されるかもしれませんね。

ただ、急にお散歩が嫌いになったときは、健康面を考えてみたほうがいいときもあります。
どこか(足、関節、足の裏)が痛い。
体重が重くなって歩くのがつらい。
年齢を重ねて、歩くのがしんどくなってきた。
などなど。
そんなときは獣医さんを訪ねてみましょう。

わが家で生まれたボーダーの男の子は、年齢を重ねて、ちょっとした上り坂が辛くなって、歩きたがらないことがありました。
仕方が無いので、彼との散歩はなるべく平坦な道を使うようにしました。

犬のサインを見逃さないことも大事なポイントです。
歩くこと自体が嫌なのか、外に出るのが嫌なのか、行きたくない場所があるのか、といったことを切り分けて考えてみると、理由がわかるかもしれませんね。
外で飼い主さんと楽しく遊べるとわかると、散歩にもつきあってくれるかもしれませんよ。

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2020年11月29日 (日)

パピーレッスン:新しい習慣づくりは楽しく。

今日は先月カウンセリングに伺ったH君のレッスンでした。

生後4か月のH君、日々成長しているので、変化もいろいろです。
ハウストレーニングやお散歩で新たなお困りごとが出ているようなので拝見したところ、H君の行動は当然のことなので、新たな習慣作りのために、いろいろ工夫していただくことにしました。

実はH君、保護犬ですが4か月の割にはやけに大人しい。
とは言え、これからまだまだいろいろなことを学んで、行動も変化していくので、今自発的にとっている好ましい行動はどんどん褒めて強化していただくようにお願いしました。

そのひとつが「オスワリ」。
跳びつかないことを強化する練習を前回のカウンセリングで行ったこともあり、目が合うとオスワリをしてくれます。
きちんと褒めてあげます。

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ハウスは入ると美味しいオヤツがあるので、自分から入って行かれますが、扉が閉まると途端に悲しくなるので、扉が閉まっても必ず開くことを伝えながら練習してみたところ、少しだけ我慢が出来るようになりました。
少しずつですね。

お散歩は、様々な刺激に反応して興奮してしまうようなので、刺激の少ないところからアイコンタクトを取る練習。
自発的なアイコンタクトや、名前を呼んだときに反応したらすぐ褒めてあげます。

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落ち着いてお散歩が出来た後半は静かな場所でロングリードを使った呼び戻し練習。

最初はあまり気乗りがしなかったようですが、戻ってきたご褒美のオヤツを転がしてあげたところ、追いかける楽しさが加わって、呼び戻し練習も楽しそうにチャレンジできました。

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トレーニングは楽しくないと続かないですね。
焦らず、少しずつ。根気よく続けていきましょう。

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2020年11月28日 (土)

犬と子供の関係

さて、今日は戸塚のしつけ相談でお聞きした「犬と子供の関係」についてお話しします。

テレビの動物番組や、投稿動画などでよく見られるのは、犬と子供や赤ちゃんが一緒にいるものです。
くっついてスヤスヤ寝ている様子は微笑ましいものですが、なかには子供が犬に対して嫌がることをしていても我慢している犬だったりすることがあります。

犬と子供の関係は実際難しいものです。
お子さんの年齢や、犬が先かお子さんが先かということも要因になってきます。

しかし、大人でさえ子犬を迎えてうまくいかずに悩むことがあるのに、そこにお子さんまで絡んでくればことはさらに複雑になってきてしまいます。

一生懸命子犬に関わろうと頑張って親御さんと一緒に勉強してくださるお子さんもいれば、まだまだ年端のいかない乳幼児もいます。

また個々の犬の性格も関係してきます。
おっとりしていて、多少のことでは動じないタイプもいれば、神経質で、子供の予測がつかない動きをいつも警戒しているような犬もいます。
つまり、子どもとの相性がいいタイプとそうでないタイプとも言えるでしょう。

わが家の初代ボーダーコリー、クリスはフレンドリーと言うほど人懐こいタイプではありませんでしたが、人に撫でさせたり、人の傍にいることを嫌う犬ではありませんでした。
ところが、小学生の低学年以下の子供がそばに来ると、「私に触るには100年早い。」と言っているかのようにすっと避けたり、しつこく寄ってくると小さく唸って警告を発していました。
子犬の頃、幼稚園ぐらいの子供が茂みから飛び出してきて、びっくりした上に、子供もクリスを見て驚いて大きな声で泣きながら走って行ったのを見ていたからかもしれません。
ところが、小さいころ敬遠していた子でも、小学校の高学年になると、クリスは「触ってもいいわよ。」とその子供を受け入れていました。

確かに乳幼児の動きは予測がつかないので、犬にとっては苦手な存在でもあります。
初めから子どもがいる家庭に子犬がやってきた場合でも、しつこく子犬にからめば子犬はストレスを溜めて、少し大きくなってから反撃しないとも限りません。

犬がいる家庭に子供が新たに加わった場合でも、子供がしつこくすれば犬は子供の手の届かない場所に避難していることもあります。
逆に、子犬がじゃれて「甘噛み」しても、相手がお子さんの場合は「噛まれた」というトラウマになってしまわないとも限りません。

いずれにしても、子供が小さかったり、あるいは犬がまだ幼かった場合は、必ず子供と犬だけにさせないことがポイントです。
犬は主人がいなければ自分で対処しようとします。

子供がまだ小さくて動けないうちはまだしも、あちらこちら自由に動けるようになってきたら、愛犬にはハウスやサークルなど、落ち着ける場所を提供してあげましょう。

言葉が通じる年齢であれば、生き物の大切さをきちんと教え、やっていいこととやってはいけないことを伝えていく必要もあるでしょう。

特に小型犬の場合は、小さい子どもであっても自分よりは大きいので、嫌なことをされ続ければ「噛む」という行動に出ないとも限りません。
犬にストレスを与えない環境づくりをしてあげましょう。

犬と子供という絵は微笑ましくもありますが、犬のストレスサインを見逃さないことが不可欠ですね。

アシスタントのニコルは人が好きです。
大人も子供も関係ありません。

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彼女の性格は持って生まれたものでしょう。
ブリーダーさんのところに当時小学生のお嬢さんがいたからかもしれません。

お子さんとのいい関係が出来れば、子供嫌いにならない犬に育ってくれるでしょう。

飼主さんとしても、親御さんとしても忙しいですね。

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2020年11月27日 (金)

パピートレーニング:甘噛みの話

今日は先日戸塚で行ったドッグダンスのデモのあとにお受けした無料しつけ相談であがった問題のひとつ「甘噛み」についてお話します。

「甘噛み」とは読んで字のごとく、甘く噛んでくる犬の行為です。

犬が自分の要求を伝えようとすれば、人間と違って言葉以外のあらゆるボディーランゲージを屈指します。
そのひとつが口です。
口は吠えたり、泣いたりするだけでなく、噛むときにも使います。

子犬の口は、目の前の物を確かめるためにもよく使われます。
つまり口の中に入れてみたり、噛んでみたりと、攻撃以外の意味で使われます。

「甘噛み」と言われる部分は、子犬が何かを口の中に入れておしゃぶりのようにチューイングする行為を言います。
相手が兄妹犬や母犬の時もありますし、人間との暮らしの中にあっては、人間の手に対してよく行われます。
なぜなら、人間の手が子犬のすぐ目の前にあることが多いからです。

子犬を撫でたり、子犬を抱いたり、子犬に接触しようとすれば必ず手が出るので、子犬にとっては格好のターゲットとなるわけです。
さらに、自分の手を使って子犬をあやしたり、遊ばせたりしようとする人も意外と男性に多いので、当然子犬はおもちゃ感覚で手に対して歯を当ててくる確率が高くなります。

子犬の歯が当たったのがアクシデントなのか、じゃれてきているのか、本気で噛んできているのか、それはその時の子犬の状態をよく観察していないとわかりません。
また、じゃれているだけだったとしても、子犬の歯はとがっているので、場合によっては小さいお子さんの手を傷つけてしまうこともあるでしょう。

甘噛みだろうとなんであろうと、人間に歯を当ててはいけないというルールを作っているご家庭もありますが、個人的には「甘噛み」は許容範囲内と考えています。
わが家の見習いも、5歳になりましたが、時々 私の手をハミハミしています。
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さて、子犬の気持ちは遊びであっても、受け手の人間が痛いと感じたら、それは素直に伝えましょう。
そのとき、「ダメ!」や「イケナイ!」と語気を強めて犬を叱るのはあまりおすすめできません。
なぜなら、子犬に叱られた意味は伝わらないからです。
語気を強めて怖がらせれば、一度は驚いてひるむかもしれませんが、繰り返されることで慣れてしまったり、叱られるたびに、今度は叱られる前に強く噛んでやろうなどと考えるやんちゃな犬もいます。

子犬に教えたいことは、相手を強く噛んだらもっと痛い思いをするのではなく、楽しいことが終わってしまうということ。
そのためには、「痛い」ときちんと伝えて、それ以上子犬がからまないようにその場から一度遠ざかることです。
もちろん最初はなぜ大好きな相手がいなくなるのかわかりませんが、毎回同様のことが起これば、遊び相手がいなくならないようにふるまうようになってきます。

昔は、子犬のマズルをぎゅっと掴んで「ダメ!」と言ったり、子犬の口の中にグーを突っ込んで、痛い思いをさせなさいという教えもあったようですが、子犬の信頼を失いたくなければやらないことをおすすめします。

人間の手は優しいもの。美味しいものをくれるもの。一緒に遊んでくれる大事なものと教えていってあげましょう。
そのためには、一緒に楽しめるおもちゃを提供して、おもちゃで遊ぶことを少しずつ教えていってあげましょう。

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会った日は、私の手にさえ近づいて来られなかったNちゃん。
その日の夜にはおもちゃを介して遊べるようになりました。

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2020年11月26日 (木)

ドッグトレーニング:引き出しは多い方がいい

今日はオビディエンスのグループ練習に参加させてもらってきました。
通常は一人で練習しているので、どうしても行き詰りがちです。
グループ練習では、当然のことながら他の犬がいるのでディストラクションにもなりますし、他のハンドラーの存在もディストラクションになります。

さらに、様々なドッグスポーツを経験している方たちなので、お互いの意見交換もとても有益です。

全てのドッグスポーツはハンドラーと犬との意思の疎通が欠かせないという部分では共通していますが、それぞれの分野によって強化する内容は異なるので、各分野に精通している人の話はとても勉強になります。

ドッグトレーナーだからと言って、誰しもがすべてのドッグスポーツに精通しているわけではありません。ドッグスポーツは様々です。
オビディエンス、アジリティ、フライボール、ディスク、シープドッグ、ノーズワーク、ガンドッグ、ドッグダンス、犬ぞり、などなど数多くあり、それぞれ目的に合わせたトレーニング方法があります。

今日の練習では見習いヴィンセントがよく起こすミスについて、みなさんいろいろ意見を出してくださいました。
特にアジリティに精通した方の言葉には「なるほど」と思えるものもありました。

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以前、オビディエンスの課題で必要な脚側後退について勉強したいからと、ドッグダンスのレッスンを受けてくださった方がいらっしゃいました。
ドッグダンスで必須のバックステップ、餅屋は餅屋です。

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見習いの後退歩行も大分安定してきました。

ひとつのことにばかりに囚われていると、本質が見えなくなることもあるので、別の視点からも見られるようにすることが犬を扱う人間には必要です。
常に引き出しを増やす努力は欠かせませんね。

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2020年11月25日 (水)

ドッグトレーニング:オヤツの使い方誤解していませんか?

動物のトレーニングにおいて食べ物を使うことは一般に知られています。
犬のトレーニングにおいても同様です。
なぜなら、食べることは犬にとってとても刺激的で、楽しいことだからです。
しかし、使い方を間違ってしまうと逆効果になりかねません。

今日はそんなことを少しお話したいと思います。
ちょっと長くなりますが、知っておくととても便利です。
最後に「犬しつけ・訓練」のバナーをクリックしてくださると、どれだけの方のお目に留まったかわかるので嬉しいです。

さて、本題に入りましょう。

まず犬にやって欲しい行動を教えようと思ったとき、口で言ってわかるときとそうでない時があります。
例えば、「おいで」と言って、呼ぶような身振りをすれば、嫌なことをされていない犬であれば喜んで飼い主さんのところに走ってくるでしょう。
そんなときに、オヤツを見せびらかして呼ぶ必要はありませんね。
来てくれたことへのご褒美として、犬の大好物のおやつをあげたり、おもちゃで遊んであげたり、あるいはスキンシップで触ってあげてもいいでしょう。
しかし、ご褒美である以上、その子が好きなことでなければ意味はありません。


例えば、昨日の記事にあったハウストレーニングの場合、あまりハウスに入ることが好きでない犬に対し、ハウスの中に美味しいものがあれば入りやすくなることから、ハウスにオヤツを入れておくという方法があります。
これがいわゆる「ルアー」というトレーニング方法で、平たく言うと「餌で釣る」という意味です。
「釣る」といういい方はあまりいい感じはしませんが、実際犬はオヤツに釣られて行動しています。
ただし、オヤツに興味が無ければ釣られないので、この方法は「強制」ではありません。

ハウスに入ってオヤツを食べて楽しかったと思うようになれば、自分から入る確率が高くなり、その際、入った後にオヤツをあげることがご褒美となります。
つまり、ルアーであったオヤツが次第にご褒美の意味を持つようになってくるわけです。

最初はちょっとやりたくなかった行動が、楽しいことと関連づくことによって、犬が学習しやすくなり、ハンドラーも叱ったり、怒鳴ったりすることなく犬の学習をサポートできるので、とてもハッピーなトレーニング方法と言えるでしょう。

最初はハウスに入れたオヤツも、繰り返されることで犬は自分から入るようになるため、ルアーの必要は無くなります。
 

もう一つのオヤツの使い方は「ご褒美」です。
昨日の記事のゴールデンレトリバーのように、自ら跳びつきを止めたり、座ったり、伏せるというハンドラーにとって好ましい行動が見られたときに褒めながらあげるものです。
これを頻繁に繰り返すことで、これらの行動の出現頻度は高まり、行動に対してキュー(指示語)をのせていくことで、その行動と言葉が関連づいて、最後にはキューを聴いただけで犬がその行動を取るようになります。
こちらも、犬を叱ったりすることがないので、お互い楽しくトレーニングが続けられます。

オヤツが入っていなくても、自分からハウスに入るようになったAさんに対し、ハウスの中にいるときにオヤツをあげるようにしていきます。
これがご褒美です。

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前述したように、ご褒美は食べるものだけではありません。
ハンドラーが嬉しそうに褒めてくれることで、犬はこれでいいんだと理解できますし、一緒に遊んだり、撫でてもらうことでハッピーになれればそれもご褒美です。

さらに、犬が今やりたいこともご褒美になります。
例えば、「散歩に行きたい」と思っている犬に、勢いに任せて外に飛び出されたら危険なので、ドアの前で一瞬待つことを教えたいときは、待てたら外に出ていいよと許可を出してあげます。
ここで敢えてオヤツをあげることはありません。
外に出ることが自体がご褒美なのですから。

様々な褒め方やオヤツの使い方がありますが、オヤツを頻繁に使う意味は、すぐ口の中に入って飲み込まれるというタイミングの良さにあります。
例えば「伏せの持続」を教えたいとき、動かないでいて欲しいのに、遊んでしまったり、撫でてしまえば、犬が動いてしまう可能性があります。
伏せている犬の前足の間に、コンスタントにオヤツを置いて行けば、犬が伏せている時間を伸ばすことが出来ます。
つまりじっとしていることを体で覚えることができるのです。
上手に出来たら、最後に解除して一緒に遊んであげればいいでしょう。


そしてもう一つ、オヤツを使って犬をリセットすることが出来ます。
例えば、マットトレーニングでマットに乗ることを犬に教えているとき、自分から再びマットに向かってもらうために、一度マットから下りてもらおうとして「下りて」という別のキューをだすのではなく、オヤツをマットの外側に投げることで、犬が自分からオヤツを拾いに行こうとマットから下りた後、再びマットに向かわせる練習を続けることが出来ます。

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このようにオヤツはとても便利で、犬とコミュニケーションを取るツールとして欠かせないものですが、使い方を間違ってしまうと、逆効果になってしまうこともあります。

例えば、「ルアー」として新しい行動を教えるときに利用するのはいいのですが、ある程度行動が理解できているのに、いつまでも犬の目の前にオヤツを見せていると、オヤツが外せなくなってしまいます。
行動とキューを早く関連付けてあげることが犬にとってのストレスは軽減されます。
集中を取りたいからと言って、ずっと見せたままで引っ張れば、犬はオヤツがもらえないことにストレスを感じて、要求吠えの原因になったり、逆に一緒にいてももらえないなら楽しくないと学習し、他に気をそらしてしまうこともあります。

また、とても集中してハンドラーの言葉がよく聞こえているのに、オヤツを見せたことでそちらに気がそれて、集中力がきれてしまうこともあります。

オヤツには効果と副作用があることも忘れてはいけませんね。


犬の注意を惹くことに多くの効果がある食べ物ですが、食べ物が無ければ動かない犬にしないためには、ハンドラーがタイミングを見計らいながら、学習のレベルをあげていきましょう。

愛犬とのコミュニケーションづくりのために、是非愛犬と一緒に上手なオヤツの使い方を学んでください。


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2020年11月24日 (火)

パピーレッスン:やって欲しいことをわかりやすく伝える

先週カウンセリングにお伺いしたAさん。
今日から少しレッスンを受けていただくことになりました。

カウンセリングの日、天真爛漫に私に跳びついたり、体当たりしていたAさんでしたが、後半跳びつかない方がメリットがあることを繰り返してお教えして帰って来たところ、今日お会いした時はなんと一度も体当たりせず、跳びつこうとしても慌ててやめたりと、それなりにきちんと成果が出ていました。
ご家族みなさんが頑張られた結果でしょう。

さらに跳びつかないだけでなく、自分から座ったり、伏せたりしながらアイコンタクトもとってくれました。
一生懸命考えて行動しているのがよくわかります。
どの行動を取ればいいのかを理解しているからですね。

ネガティブに声を荒げるのでなく、やって欲しいことを強化するだけで、犬たちは確実に行動を学習していきます。


現在ケージを利用されていますが、日常的にはなかなかはいってくれないということもあり、今日はハウストレーニングも行いました。

跳びつかないことも、ハウストレーニングも、ゲーム感覚で教えてあげると、犬も楽しく参加してくれます。

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ハウスから出ていいよと言う合図もきちんと出してあげることで、飛び出さないことも教えていきます。

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ハウスで上手に時間を過ごすための工夫もお伝えし、様子を見ることに。

沢山遊んで、沢山動いて、沢山お水を飲んで、トイレもきちんと出来て、今日のAさんはハナマルでした。
日々の成長が目まぐるしい年ごろですので、軌道修正は早めにすることで、人も犬もストレスなく共同生活が送れるでしょう。

来週お会いするのが楽しみです。

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2020年11月23日 (月)

ドッグダンスデモ@戸塚

今日は久しぶりにイベントでニコルとドッグダンスのデモをしてから、無料しつけ相談をお受けしてきました。

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デモの予定は前から決まっていましたが、秋のドッグダンス競技会シーズンで、ルーティン作成も大詰めと言うところもあり、デモのルーティン構成はかなり間近になってから私の頭の中だけで作り、実際ニコルと練習したのは先週のファンショウが終わってからでした。

つまり実際に練習できる期間がとても短かったこともあって、ニコルの負担にならないように、ほぼ今出来る動きに、現在のルーティンで使っている動きをいくつか組み合わせることにしました。
恐らく競技会用のルーティンをご覧になった方は、「動きが似てる」と思われたことでしょう。

いずれにしても、練習時間が短かった割には、いろいろ画策したこともあり、ニコルはとりあえず動いてくれました。
ただ、実際のステージの大きさや状況がわかったのが当日なので、午前のデモでは、柱に当たりそうなのを回避したり、ニコルがステージからはみ出しそうになったりといろいろあり、午後のデモでさらに修正することにしたら、さすがにちょっと息が合いませんでした。
ご覧になった方はちょっとがっかりだったかもしれません。

しかし、デモの後の無料しつけ相談では、会場にいらした方からいろいろな質問をお受けすることが出来てホッとしています。

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・甘噛みのこと
・他の犬に過剰に反応してしまうこと
・ご飯が待てない
・集中が持続しづらい
・お散歩が好きでない

・お子さんとの関係性について

などなど、時間の許す限りお答えさせていただきました。
愛犬とのコミュニケーションのヒントになっていればいいのですが。

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