犬が何かにロックしたときの対応
仔犬の社会化では、仔犬が様々なものと遭遇した時の対処法が重要なポイントになってきます。
仔犬にとって、初めて遭遇する様々なものに対するきもちはポジティブでもネガティブでもありませんが、何かのきっかけで様々な感情と共に学習されていきます。
そんな仔犬の気持ちをどうサポートしていけばいいのでしょうか。
今日はたまたまクライアントさんに、犬がロックしてしまったときどうすればいいのか聞かれました。
この対応は、ロックしているときの犬の対象物によって異なります。
つまり、ロックしてしまったときは、犬が次にとる行動は興奮して対象物に突進しようとしたり、吠えたりするのですが、
興奮して吠えてしまった犬に、「ダメ!」や「イケナイ!」と叱ったとして犬にはなかなか伝わりません。
次は興奮して吠えるだろうなと思ったら、犬をまず刺激対象物から離し、戻ってきたことを褒めていくことが重要です。
もちろん、その際犬の気持ちは前に向かっているので、呼び戻して声が届かないことは容易に想定されるため、呼び戻しながら、リードを自分の方に引き寄せていく必要があります。
その代わり、戻ってきたときはきちんと褒めてあげないと、犬は戻ってきたことにメリットを感じません。
一方、刺激対象物が生き物でなければ、犬の次の行動を待つことが重要なポイントです。
以前にも書きましたが、アシスタントが仔犬の頃、いつもの散歩コースに止められた大型バイクのカバーを見てフリーズ。
完全にロックしていたので、私は何も言わずにリードを緩めて彼が次にどんな行動を取るのか待ってみたところ、かれはおよび腰ながら自分からそばに近寄り、匂いを嗅いで、「なんだ、ただのバイクか。」と納得して戻ってきたので、そこをしっかり褒めました。
自分で確認したことで、翌日からは同じようなことがあっても、びっくりしなくなりました。
ハンドラーは犬がロックした後の次の行動を予測して、素早く対処することが求められます。
楽しくても、怖くても、吠えたことで、相手が近寄ってきたり、あるいは遠ざかっていくことによって、犬がなにがしかの報酬を得ているとすると、吠える行動は常態化していくからです。
さて、昨日のパピーレッスンで、人や自転車、車の動きに刺戟を受けてしまうLさんが視界に入った自転車にロックした直後、名前を呼んでも行動が変わらなかったので、名前を呼びながらリードを引き寄せ、戻ってきたところをきちんと褒めました。
※向かってくる自転車にロック中
※リードを引き寄せます。
インスタで動画がご覧になれます。
https://www.instagram.com/reel/DYf6t-6SRWR/
犬はこちらが予期していないことも学習していきます。
いつもの3秒ルールは、ロックをリセットするときにも有効なので、
犬が吠えだすのをボーっと待っているのではなく、
素早く対処していきましょう。
ゴールは視界に何が飛び込んできても、平常心を保って、ハンドラーの声を聴く姿勢を保てること。
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